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客引きのカラクリ全部教えます! 〜ボッタクリに会わないために〜

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 夜の飲み屋で、客に対してサービス以上の高額過ぎる料金を請求して強引に支払わせる行為をボッタクリ行為と言い、それを本業とする店をボッタクリ店と言う事は皆さんもご存知だろう。
 ビール1杯飲んだだけで20万円以上請求されたという実例も珍しくはない。この様なボッタクリ店を仮に「ストレートボッタクリ店」と呼ぶことにして、その他に最近増えているのが、あの手この手で高額料金を支払わせようとする「テクニカルボッタクリ店」なのである。


客引きは2種類いる!

 そもそもボッタクリ店に客が入店するのは、客引きがきっかけとなっているケースが多い。街頭で道行く男性に「4000円で飲み放題ですから」と誘う客引き行為は、日本全国の盛り場で日常的に行われている。

 客引き行為は、地域によっては「客引き行為等適正化重点地区」や「行為等防止特定地区」、法律では「東京都迷惑防止条例」などで禁止されている。にも関わらずボッタクリ被害者がいなくならないのは、客が客引きに対してあまりにも無知だからなのである。

 客引きの種類は、店と客引きとの関係性によって2タイプに識別できる。

 ひとつは、店の従業員自ら店外で客引きを行うタイプ。これを従業員型とした場合、もうひとつは、店と契約している外部人による客引きタイプ。これを外部委託型とする。

 声をかけられたその場所から携帯で店に料金やサービス内容についての確認をしてくれたり、店内従業員と携帯で話をさせてくれるのが従業員型。客が店に入った直後にそそくさといなくなる事もないし、会計時に立ち会って最初の約束通りの料金になるよう交渉してくれたりもする。このタイプの客引きにくっついていても、まずボラれることはない。

客引き1.jpg

▲客引きが薦めてくる子は、たいてい店にはいない。

 ただ、ややこしい話だが、いくら良心的な従業員型客引きだとしても、禁止されている地域で客引きをしていたりすることもあるので、必ずしも合法的な存在ではないということ。また従業員型客引きの全員が全員、ここまで良心的にやってくれるわけではない、ということも忘れてはならない。それどころか、なかには店に空席の確認をまったくしなかったり、料金やサービスの案内もあやふやな悪質従業員型客引きもいて、これはもう100%ボッタクリ目的と思っていい。ホステスの女性が自分の店の前で客引きをしているにも関わらず、これらの確認や説明をせず、とにかく店に引きづりこもうとしてきたら、高い確率でボッタクリなので、注意が必要だ。

甘い言葉にご注意!?

 一方、外部委託型は、さらに2つのタイプに大別することができる。

 組織として、古くからその地域で客引きを生業としている連中と、短期間で荒稼ぎを目的とした連中である。前者は、良心的な従業員型客引きと同様、再確認行為や店内紹介等をマメにやってくれたり通常営業の老舗店とのやりとりもしてくれるのでボッタくられる事はない。彼らの場合、好き勝手にボッタクリ客引きをやれば次の日からもうその場所で商売が出来なくなるというリスクがある。

客引き2.jpg

▲女性の客引きだといって安心するのは早い!

 そんなことは一切考えない連中は、とにかく甘い言葉を連発する。彼らがそこまで嘘をつけるのは、店の従業員ではないため、いざとなった時は「知らない、分からない、覚えてない」の3ナイ言葉でランナウェイできるからである。ボッタクリ店が彼ら荒稼ぎ客引き組に求めるのは、「誰でもいいからとにかく店に入れ込め!」ただそれだけなので、彼らが嘘をつく事も黙認している。

「4000円で飲み放題。女はお触りし放題。カラオケも無料。他より安いし若い娘が沢山いるよ。よし、分かった。3000円にしましょう。乾杯ビール1杯無料でつけますよ」なんて、もしそれが全部本当だったらどうやって店が経営を成立させているのか理解不能なセリフばかりを羅列してくる客引きには絶対についていってはいけないのである。


(取材/文=片瀬純友)