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密売人リューの告白  第4回

大麻の売人に女の子が増えている

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 今回は少し脱線して、ドラッグディーラーのリューが、最近の取引で感じる興味深い風潮があるとのことで、その話を紹介したい。


「ある?」ときくと、「あるよ」と答える

「大麻の売人に女の子が増えてます」

 気付いたキッカケは、六本木のクラブでナンパした女の子の家に行ったときだったと言う。

「ヤることヤって、リヴィングに行ったら、タ●タの電子スケールがテレビの前に置いてあって。あ!(笑)って」

 リューは六本木で週末、遊ぶときは、警察に職質されても困るので、基本的には"商品"を所持していない。

 そこで女に「ある?」と訊くと、案の定「あるよ」と言う。

「クラブで出会った、横須賀の米兵からまとめて引いて、ついでにセックスもして、あとは友達に小分けして売ってるんだって。こっちは密輸を頑張ってるのに、おまえはセックスしながら草入れてんのかって、よっぽど言いそうになりました(苦笑)」

 女は高校時代にアメリカに留学し、普段は通訳のバイトで食べているという。英語は読めるのだが、日本語の難しい文章が分からないらしい。だから通訳といっても、基地内での簡単な通訳や、外タレやマネージャーの御用聞きのようなことをしてから呼び屋に伝えるのが仕事だという。

「有名な外タレが来日するたびにニュー●ータニのスィートで乱交パーティーをしてるって言ってましたね。みんな大麻吸って、テーブルにはコカインのラインが何本も引かれてって生活を何年もしてたら体臭がめちゃくちゃひどくなったみたいで、それ以来、香水でプンプンにするようになったと言ってましたね。もう会話が全部、ビッチ感でいっぱいでしたね」

売人でしょうか、いいえ、誰でも

   リューが彼女と寝た翌朝、リューを起こしたのは、彼女の部屋に大麻を受け取りに来た客の声だった。リューはセキュリティー万全のマンションに住んでいるが、女の住まいはエントランスのチェックなど一切ついていない、ほとんど都営住宅に近い古マンションだったという。

 この住居で、彼女は6人の顧客相手に大麻を売っている。ひと月でだいたい25万円で仕入れた大麻が40万円くらいになると彼女は説明したという。

「僕が扱っているネタより品質は粗悪だったんですけど、ただ僕らは、大口で買ってくれた客にはサービスで吸わせたり振る舞うわけですよ。でも、彼女はそういうことは一切しないと言ってましたね。だから、無駄に出ていく草がないから、女のほうが利鞘を稼いでいるかもしれないですね」

 リューは半ば真顔でそんなことを言う。

 女性の参画は一般社会だけでなく、今後は裏社会でも目覚ましく見られるようになる現象かもしれない。


(取材/文=李白虎)

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