ラブホ従業員はミタ 第二夜

中出し罪

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「中出し罪!?」

「ここ(ホテルニューみのわ)で務まらなかったら、どこも務まらないからね」

 あちこちのラブホを渡り歩いてきた清掃員の諸先輩方から何度お聞きしたことか。

 それほどまでに流動的で刺激的な我が業界でありますが、おかげさまで当店は平和で、「ラブホ界の奇跡」とも言われています(本当か?)。とはいえ、いろんなお客様が毎日おいでになりますから、たまには事件も起こります。

 もう時効でしょうから、書いちゃいますね。

 ラブホも地域によっていろいろで、やはり歌舞伎町や鶯谷はデリヘルさんが多く、渋谷や池袋はカップル率が高いといわれています。今やデリヘルさんがいないところはないでしょうが、大まかにするとそんな感じです。

 ──って大まかすぎるかも。

 そのどちらでもない中途半端な当店にも、常連のデリヘルさんはいらっしゃいます。皆さん感じよくて、お店の前をお掃除していても、気軽に声をかけてくださいます。

 ある日、やはり常連のデリヘル事務所のサトーさん(仮名)が「おばちゃん、ケーサツ呼んでくれ、ケーサツッ!」とフロントで大騒ぎされてます。呼ぶのはいいけど、サトーさんは「Vシネマに出てくる悪い人」みたいな外見です。「警察を呼んだらむしろ彼が引っ張られちゃうのでは」とみんなが心配する感じ。「うちも警察沙汰はちょっとねえ......」フロントのタナカさん(美魔女系)も困惑。たまたま手があいておりましたので、スタッフ一同、控室からコトの成り行きをこっそり覗くと、30代後半か40代前半のサラリーマンらしき人がサトーさんにワイシャツのクビ部分を掴まれ、おびえて声も出ないようです。しかも、オデコからはけっこうな流血が(汗)

「てめえ、中出ししやがって! タダで済むと思うな!」

......あらまあ。顔を見合わせる私たち。

「なんでバレたんかね?」

「リピーターとか?」

「逮捕されるのかな?」

「ナニ罪で?」

「やっぱ、中出し罪??」

といろいろ話した後、私たちは勤務に戻りました。

 あとで聞いたところによると、実はサトーさんも警察とは関わりたくないので、最終的には「お金で解決した」そうです。金額は不明でしたが、スズキ主任によりますと「さあ? 50万円くらいは取れたんじゃないの?」とのことでしたが。

デリヘルに中出ししたら50万  大塚

などと一句ひねっている場合ではありませんね。皆さまもデリヘルさんの中出しにはご注意を(?)

 そんなこんなですが、次回もお楽しみに。


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大塚
都内のラブホ「ホテルニューみのわ」(仮)勤務。就職難のため、思い余って清掃員に。水が合っていたようで結構エンジョイしている日々。週刊実話ザ・タブーにて「マル秘連載!! ラブホ清掃員が明かす『男と女の密室エロマンティク』連載中。ツイッターは@ohtuka_luvho

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部屋はキレイに使わないと大塚さんに怒られるよ!