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【R-ZONE札幌】風俗潜入記

「今度の相手は人妻だ!〜ススキノCビル 4F前編~」の巻

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これはデブスの巣窟として有名な、ススキノのとあるビルに突撃し、ブルース・リーの『死亡遊戯』さながら強敵の風俗嬢と下半身バトルを繰り広げる勇者の物語である。


 1階から3階まで、舞の海似から異臭騒ぎ嬢という、全盛期の巨人軍のようなキャラ立ちした見事なラインナップと手合わせした私は、震える手を抑えるようにエレベーターの4階のボタンを押した。

 少なくとも、私の体は行きたくないという反応をしている。

今度の相手は「人妻」だ!

「愛しても愛しても、あーあー人の妻」
 
 大川栄策、良く言った! 人妻ってどうせ人の妻。どんだけ愛したって人の妻は人の妻。お金を払って愛するにしても、出来れば人のものじゃない方がいい。

「お前のものはオレのもの。人の妻は人の妻」ジャイアンだってこう言うはず。

 この階のお店は人妻店。しかし私は人妻ブランドには全くそそられないのだ。

 でも、もうお店の前まで来てしまっている。真夏でもないのに開放的に空いているドアの向こうから店員がこっちを見てくる。

 わかったよ入るから。

 お店の前の廊下に貼ってある、激しく経年劣化した「ダメ、ぜったい」のポスターが、私の近未来というか5分後に起こるであろうことを予想している。

「いらっしゃいませー!」

 こんなにも気分が乗っていないのに、風俗の店員というのはいつもこうだ。まるでうちは優良店ですよと言わんばかりに愛想良く元気な「いらっしゃいませ」をかましてくる。

「指名はありません。一番短いコースでお願いします」

 まるで誰かに言わされたかの様なやる気のない口調で、私は店員に希望を伝えた。

 いくらやる気がなくても、このデブスビルの調査が私の任務。
(クライアントは風俗の神様)
※注:編集部からも一切頼んでいません。

 勤労の義務、納税の義務、行きたくない風俗に行く義務。
 国民の三大義務は今日からそういうことだと思って、義務をこなすことにする。

 店員さんに案内され、後ろを付いて行き嬢の部屋の前まで行く。

「お時間までごゆっくりどうぞ!」と、はりきり声で扉を開けて、店員は早足で去って行った。

敵の良さを引き出すのも名レスラー

 扉の向こうにいたのは、幸薄そうな感じの女性。

 嬢「はじめまして。たかこ(仮名)です」

 たかこさんと一通り世間話をする。どうやら41歳(自称)。まだこの仕事を始めて一ヶ月くらいなのだとか。それにしても良くしゃべるたかこさん。何も聞いてないのに勝手に自分のことを話してくる。

 この仕事を始めたきっかけは、遊ぶお金欲しさなのだとか。B'zが大好きで全国ライブツアーがはじまると日本中を「追っかけ」するらしく、その資金調達の為。旦那は嫁に無関心らしく、昼間はスーパーにパートに行っていると思っているらしくバレていないのだとか。

 嬢「ほんとB'zってすごくてー」

 私が聞き上手なのが良くなかったのか、たかこさんのB'z話が止まらない。このままでは、いつまでたってもプレイがはじまらないので、たかこさんのB'zの話に耳を傾けながらも、私は服を勝手に脱いでいった。

 シャワーを浴びながらも、たかこさんのB'z話は止まらない。私のアソコをボディーソープで洗いながら「デビュー間もない頃は、ライブに人を呼ぶ為にMC中にコントやったりしてたんだよ」と、渾身のB'zトリビアをかましてくる。

 まったく興味ないが「へぇー、へぇー」とうなずいていると、たかこさんは97トリビアくらい獲得した様な嬉しそうな表情を見せる。

 このことを稲葉さんはどう思っているだろうか? 松本さんはどう思っているだろうか? ススキノの風俗でこんなことが起きていることをどうにか二人に伝えてみたいものだ。

 トリビアを披露されながらのシャワーが終わりベッドに行くと、

 たかこさんの態度が急に変わった。

 急に頬を赤らめ女の子っぽくなったのだ。

 さっきまであんなにB'zの話をしていたのに、一切話をしてこない。

 こっちはB'zの話をしてくれた方が、あとから皆に話すネタになるのにーと思っていたが、たかこさんからB'zの話が聞けることはもうなかった。

 なので、

 ここからは、たかこさんとのプレイ内容を、私がB'zの名曲に乗せてお送りする。


(後編へつづく)


(取材/文=近藤ろびお)