>  > 2015年春、これが詐欺の最新手口だ!

2015年春、これが詐欺の最新手口だ!

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 記憶に残る東日本大震災。
 復興当初から、東北地方では、義援金や支援物資をかすめ取ったり仮設住宅の架空建設詐欺等の、いわゆる"復興詐欺"が横行した。あれから4年経った現在、現地では人々の新しい生活が始まりつつある。
 そして新たな手口の詐欺も始まりつつある。


これが詐欺の新手口だ!

 その詐欺のターゲットになっているのは、もっぱら東京在住の小金持ちたちである。

 新復興詐欺とでも言うべきこの手の詐欺をしかける連中はまず「自分は東北で支援活動をしてきた実績がある」と声高らかに言う。さらに、その時に政界や財界と強いパイプが出来たとも言う。こんな口調で、彼らは自身に何かしら特権があると説く事から始めてくる。そして各自の得意分野の詐欺を展開する。

 例えば、「移住詐欺」。

 復興から3年以上経った今でも仮設住宅暮らしで更に職に溢れた人たちがいる。3年過ぎても状況改善の兆しが見えない為、「ある政治家の発案により、労働者人口不足に悩む関東圏内の大規模工場への雇用がこのたび優先的に水面下で決定した」という。それに伴い、「大規模工場周辺に移住用の集合住宅の建設計画が持ち上がっている」という。

 そして、この「移住用集合住宅のオーナーを現在、極秘に募集中」というのが、この復興詐欺師たちのばらまく"餌"なのである。平たく言えば、東北から大量移住出来るアパートやマンションのオーナーを、探しているという事だ。

 ただし、土地購入費や建物建設費のすべては、オーナーになりたい人が全額負担しなければならないとしたら、「あなたならどうしますか?」

善人の仮面.jpg

詐欺師たちの「善人の仮面」を見破ることができますか?(写真はイメージです)

 確かに、これだけではあまり得な話とは思えない。通常、物件を所有しても、家賃収入を毎月満額得られるかどうかはやってみなければならない事だからだ。そこで、詐欺師たちは、こうダメ押しするのだ。

「このケースでは、居住者の雇用先である大規模工場が寮として全室借り上げる為、回収率も利益率も100%ですよ」と。

 本当にそうなら、確かにおいしい話なのかもしれない。そして、これは人助けであるとも説く。おいしい上に、人助けにもなる、ということで、思わずこの詐欺にひっかかってしまう人もいる。

 結末的には、彼が言うような移住計画はなく、被害者は関東の原野を購入させられ、誰が住むのか見当もつかないアパートの建設をさせられてしまった。今更、すべてを取り戻す事などできず、どうにもならない状況の中に沈み込んでいく。悲惨である。