かなりぐっとくるものがありました。
記者というか月刊『創』の編集長の書いた記事です。
実際に麻原元教祖の娘さんから長年取材を重ねてきているようです。
月刊『創』2014年3月号で彼女に登場してもらったようだが、そのインタビューの内容は、彼女が自殺未遂を繰り返しているという衝撃的な内容を伝えている。
"彼女は思春期を迎えた頃に、オウム事件についての文献を自分なりに調べ、父親が率いた教団が多くの罪もない人を殺害したことを知って、自分がその首謀者の娘であることを呪い、死んでしまおうと思ったのだった。"(記事一部抜粋)
このくだりを読んでとてもやるせない気持ちになった。
またインタビューの内容はこうもある。
「私たち松本智津夫の子どもたちは普通の社会で生きたことがないから生きていけない、と思い込み、それをずっと刷り込まれていました。その恐怖は今でもたまに襲ってきて私は辛くなるのです」
インタビューの三女は合格した三つの大学から入学を拒否されて裁判を起こしている。
日本中を震撼させたオウム事件からまもなく20年か過ぎようとしている。
社会的には風化されかかっている事件の裏側で、もがき苦しむ元教祖の家族がいる。