"病院"が持つ機密性の高さ
患者で診察を受けに来た日本人がいる。カルテ作成の為に自宅住所も生年月日も一瞬で工作員たちは入手出来た。そして、目をつけた患者がよき日に、診察を受けに来たところで、麻酔を打って、昏睡させて、拉致決行である。抵抗される事もなく、喚かれる事もなく、一瞬で、片付く。
事前にカルテで情報を得られる為に、今、必要とする年齢層、性別、血液型等、かなり的を絞った「的確な収穫という拉致」がこれで可能だった。
病院というところは実に口が堅い。医療ミスで患者を死亡させても隠蔽されたその事実は永久に閉ざされる。
どうせ人はいつかは死ぬ。多額の金と引き換えに拉致に協力する病院も日本国内には点在していた。特に日本海側のさびれた地域に。
まだ、この国に潜んでいるのかもしれない...
関東地方に古くからあるその手の有名病院がある。この地域は、現在でもどこか閉鎖的である。
在日朝鮮人が多く住む地域としても知られている。筆者の感想であるが、よそ者がこの町の通りを歩けば行き交う住人たちが鋭い視線を投げかけてくる。

(写真はイメージです)
途中、路肩に立ち止まって、スマホの地図アプリを長らく眺めていたりすると、かなり高い確率で、住民のお年寄りが「どこに行くの?」と話しかけてくる。
親切心からというよりもその目つきはどう見ても見慣れない奴の行動を監視する眼差しである。差別や民族問題とはまた違う拉致という非人道的行為の産物なのだろうか?
やがてすべてが露見した時、日本から脱出しなければならない人物たちが国内にはまだいる予感がしてならない。
(取材/文=藤原良)