>  > 濡れ衣で死刑執行されても補償金は3000万円以内! 冤罪が生みだす悲劇

濡れ衣で死刑執行されても補償金は3000万円以内! 冤罪が生みだす悲劇

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間違いで死刑執行しても補償金は3,000万円以内!

 おいおい待てよ、となって確定後再審請求となるわけだが、被告人の男性が拘留又は服役させられる事は否めない。

 3年ムショ暮らしをさせられて、「ごめん無罪だったから」と釈放されても、よかったと諸手で喜べる人は少ない。路頭に迷う人の方が大半だ。

 刑事補償法では、冤罪釈放の場合、拘留や拘禁1日あたり1,000円以上12,500円以下の範囲内で裁判所が定めた額を補償する。つまり、冤罪の損害者に対して、金を払うのである。ちなみに死刑執行の場合だと3,000万円以内となる。

 間違えて死刑執行しても司法側は生命保険よりも安い3,000万円以内でお済ませになるという始末。司法的には日本人ひとりの命の値段が最高でも3,000万円以内。

 3年間誤って投獄されていた場合だと、1095日×最高額12,500円でも、1368万7500円。年平均にすると最高でも456万2500円。刑の確定による投獄によって人生が崩壊した人もいる。社会人としての信用をすべて失い丸裸同然にされた人もいる。

 で、年456万2500円払ってやるからそれでいいだろ、というのが日本の法社会の一方的なソシアリティーである。痛い。コレハイタスギル。人の命が3,000万円なだけはある。

冤罪によって先送りにされるもの

 法廷で虚言した場合、偽証罪(3年以上10年以下)に問われるが、虚言者が懲役に送られたとしても冤罪損害者の人生が回復するわけではない。

 近年、検察側は偽証罪での積極的逮捕を行っていると云うが、繰り返すがそれで冤罪損害者の人生が回復するわけではない。また、冤罪とは逆に、真犯人が無実のままという事件も多い。

 社会人なら、「なにかあった時は裁判だ」と思う人も多いだろうが、テレビドラマの様にはいかない現実が日本の法界には充満している。


(文=藤原良)

「冤罪」イメージ写真 法廷.jpg

裁判は女性優位、女性擁護の向きがとても強い場所なのだ。