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元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

清原和博容疑者の逮捕で思い出した、「ある有名選手と白い粉のこと......」

スターには、さぞや誘惑も多いのだろうな


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写真はイメージだったりします

 当局サイドも、できることならば逮捕したくなかったんじゃないだろうか。いつでも逮捕できるだけの情報は、かなり前からつかんでいたはずである。本気でパクる気があったのであれば、もっと早い段階に逮捕していたのでなかろうか。

 清原にしても、チャンスはあった。わざわざ週刊誌やマスコミが清原の薬疑惑を騒いでおったのだ。逆にいえば、「それくらいあなたはマークされていますよ」と教えてくれていたのである。

「おっ......寒ぶなってきとるな!」と、シャブを抜くことだって可能だった。

 それができず、結局シャブに負けてしまい、今回の逮捕となってしまったわけであるが、普通のポン中の逮捕とは異なり、社会に与えた衝撃はかなり大きい。

 噂が立つのと、噂が現実になるのとでは、大きな違いがある。現役時代には、実力とまた違った意味で幅をきかせ、ついたアダ名が「番長」。

 引退後は、入れ墨を入れてみたり、ヤクザの組の名前の入ったストラップを携帯電話に装着しているなどの噂を立てられたりと、ダークなイメージを定着してしまっていたのだが、過去には被害者として警察を頼ったこともあった。

 覚えているであろうか。ヤクザ関係者にゆすられていたのである。

 まさかその時には、被害者の自分が容疑者として逮捕される未来が待っていようとは思いもよらなかっただろう。

 人間として、花もあり、スター性もあった男である。これで終わるには、あまりにももったいない。

 たかだか一度の過ち......というのは語弊があるかもしれないが、今回の逮捕を、ある意味、覚せい剤を絶つための良い機会と考え、もう一度返り咲いてみて欲しい。

 中学校、高校、そしてプロでの苦しい猛練習を思い出してみろ。シャブを絶つくらい、わけないことじゃないか。

 今回、元プロ野球選手の大スターが覚せい剤容疑で逮捕されてしまったわけであるが、過去にもこんな話があった......ような気がするのだが、私の気のせいかもしれない。

 その選手も、ある意味大スターだった。スター過ぎて、宇宙人と呼ばれたりもしていた。

 ある時、不運にも宇宙人の愛車が車上荒らしの被害にあってしまった。

 しかし、金はある男である。さほど驚くこともないと思われたのだが、予想に反して宇宙人は、大いに慌てふためいた。

 驚いたのは、宇宙人だけではない。車上荒らし犯も驚いた。

 宇宙人の愛車だったからではない。もちろんそれもあったかもしれないが、車内を物色していると白い粉が入ったパケが出てきてしまったのだ。それは驚く

 車上荒らしのコヤツがしがないこそ泥などでなく、実話誌のライターだったら、大スクープであったであろう(もちろん逮捕もされてしまうが)。

 さらに宇宙人の不運は続く。なんと、その車上荒らしがパクられてしまったのだ。そりゃ、みなまでウタう(自供する)わな。宇宙人に義理も恩もないのだから......。

 宇宙人、大ピンチである。逮捕も寸前では?という噂も関西アウトローのあいだでは流れた。

 だが、逮捕には至らなかった。それはなぜか。夢を追いかけるフリ?をして海外に脱出してしまったのからなのだ。

 一説には、それが捜査当局との取引条件であった、という噂もある。

 ま、信じるか信じないかは、あなた次第......というたぐいの昔話ではあるのだが。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。






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