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一番つらかった拷問

各界アウトローに聞き込み調査「不良の本音ワイド」

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一番つらかった拷問

・不良の世界で生きていれば、避けて通れないのが拷問である。拉致されてから拷問なんていうお決まりのコースを経験された読者も多いのではなかろうか。タバコを押しつけられるなんて朝飯前。ナイフ、拳銃を突きつけられるのは当たり前。
 だが、ある意味ではそれ以上に恐ろしい想像もつかないような地獄の拷問方法があるのだ。相手を苦しめるためには手段を選ばないアウトローたち。今回は各界アウトローたちの恐ろしい拷問体験談をお届けしよう。

●無理矢理、アソコをしゃぶらされる、ケツを顔に押し付けられる。
 不良にとってレイプされることは、この上ない屈辱だ。身体を弄ばれ、プライドは粉々になる。精神崩壊することまである。

「喧嘩した奴に、拉致されて何人かで身体抑えつけられてやられました。アソコもケツも糞臭いのなんのって。恐くて抵抗する気も起きませんでしたね。レイプされた女の気持ちが分かりました。その時、撮られた写真が晒されないかビクビクしながら過ごしています」
(25歳・関東某組織準構成員・М氏)

●耳元で人格を否定される罵詈雑言。
 不良の大半は、そもそも社会からドロップアウトした人間がなる。誇れるものがない者が多い。だからこそメンツを何よりも重んじるし、譲れないプライドだけは持っている。それを破壊されてしまったら、もはや生ける屍になってしまうのだ。暴力ではなく言葉で徹底的に存在を否定する心理拷問。

「プライドだけはあったのよ。ボコられても謝ったことなんてなかった。でもこれには参ったね。縄で縛られて手錠で動けなくされてさ、「雑魚!」「弱え!」「ヘタレ!」「ビビり!」「ちょっと不良かじったぐらいで調子のってんじゃねえ!」なんて延々と耳元で言われて発狂しそうだったな。思い出したくもないよ。泣いちゃったね」
(37歳・元カラーギャングメンバー・現在大工・U氏)

●耳の穴をドライバーでガサガサされる。
 実際、試していただければお分かりになるだろう。カウンセラーや音楽関係者ならご存知だと思うが、人間と言うのは音に大きく精神を左右される生き物。思い浮かべただけで全身から鳥肌が立ちそうだ。身体の特性と仕組みを利用した極悪耳掃除拷問。

「耳の中でガジャガジャッて不快な音が凄いんだ。それと鼓膜が破られる恐怖。トラウマだよ。生き地獄といっても過言じゃないね。人殺しなんてしちゃったのはそのせいかもね。どうしても忘れらないよ」
(41歳・殺人で長期刑務所生活・現在コンビニ店員)

●金槌で地味にコンコン叩かれて時間をかけていたぶられる。
 殴られたりの肉体的拷問や、刃物を出されての殺される的拷問なら慣れている不良は多いと思う。そんな強者でも音をあげる、身体にダメージを与えつつも精神を破壊する鬼の拷問。

「身動きできないようにされて、金槌で全身をコンコン叩かれるんだ。長時間、力加減の強弱ランダムで。ありゃあやばかった。さすがの俺もブルッたね。ボコボコにされたほうがよっぽどマシだよ」
(33歳・関東某任侠組織幹部・S氏)

・今回、各界アウトローたちに一番つらかった拷問体験談の聞き込み調査をした。意外なことに私が想像していた派手な拷問よりも地味な拷問が多かった。それこそが楽に殺さないで苦しめるという拷問の特性なのだろう。
 取材をしていて強く感じたのは、拷問は人間が一番やってはいけない領域であることだ。なぜならば、拷問を受け、心身を痛めつけられ、相手の言いなりにされたアウトローたちは、未だにその恐怖の体験を引きずって生きているからだ。
 しかし、残念ながら人類は現在でも拷問を続けている。相手を恐怖で屈服させ支配する拷問の魔力。私は、拷問のない平和な世の中を願う。

山口祐二郎
1985年、群馬県生まれ。「全日本憂国者連合会議」議長、「憂国我道会」会長。作家・活動家として活躍。
山口祐二郎公式ツイッター  https://twitter.com/yamaguchiyujiro