>  > ■5歳の少女に虐待、無職の船戸雄大容疑者(33)を傷害容疑で逮捕 文・沖田臥竜
5歳少女虐待

■5歳の少女に虐待、無職の船戸雄大容疑者(33)を傷害容疑で逮捕 文・沖田臥竜

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5歳の長女に暴行を加えたとして、警視庁は3日、父親で無職の船戸雄大容疑者(33)=東京都目黒区東が丘1=を傷害容疑で逮捕した。長女は意識不明の状態で病院に搬送されたが、まもなく死亡した。同庁は傷害致死容疑に切り替えて捜査する。長女の体には複数のあざがあり、同庁は日常的に虐待を受けていたとみて詳しい経緯を調べる。(毎日新聞3月3日)


果たして33歳にして職すら持たぬ男に、父親となる資格があっただろうか。罪なき無職の方々には申し訳ないが、私にはなかったと思っている。

なんでも船戸は、今年に入ってから近くの飲食店で「妻子のために仕事を探す」などと悠長なことを宣言していたようであるが、それ以前の問題だろう。30を過ぎて働かないだけでも十分救いがたいが、5歳の連れ子となる少女に虐待を加え死へといたらしめているのである。
まだ少女は5歳なのだ。言うことをきくきかない以前に、人格が破綻でもしていなければ、そんな幼い女の子に暴力を振るうようなことが出来るはずがない。はっきり言おう。人格が破綻していたのは、船戸だけではない。少女の母親も同様だろう。

どういう経緯があって、少女の母親と船戸が一緒になったかは知らない。だが母親が船戸と一緒になってしまったお陰で、少女にとり船戸は父親となってしまったのだ。百歩譲って、仮にだ。一緒になる前に、船戸の畜生以下の人格を見抜けなかったとしても、船戸の許し難き虐待という行為は転居前の香川県で暮らしている際に、はっきりと把握されているのである。母としてどんなことがあっても娘を守りぬくという当たり前の気持ちが、彼女に微塵でもあったなら、児童相談所が一時少女を保護した時点で、船戸と「別れる」という選択肢もあったはずだ。それもせずに、その後も船戸の虐待を目の当たりにし続けていたのであれば、母としても、そして人間としても失格ではないか。

好きになった女性に子供がいた場合、その女性と一緒になるというのであれば、様々な覚悟や愛情を男側は持たねばならない。そんな覚悟も愛情ももっと言えば船戸には職すらなかったのだ。
傷害容疑から傷害致死へと切り替えられるが、傷害致死という罪名すら、船戸の前では霞んで見える。


●沖田臥竜(おきた・がりょう) 元山口組二次団体最高幹部。所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任俠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)。最新刊は『尼崎の一番星たち』(同)