>  > 大量の注射器と覚醒剤所持していたとして、2年前にお母さんと一緒に出頭した少女は更生できたのであろうか
ー13本の注射器と3グラムの覚醒剤ー

大量の注射器と覚醒剤所持していたとして、2年前にお母さんと一緒に出頭した少女は更生できたのであろうか

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ー13本の注射器と3グラムの覚醒剤ー

-県警は1月(2016年)、同県在住の県立高校1年の女子生徒(16)を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕しました。最近、女子生徒の小遣いの減りが激しかったことを怪しんだ母親が使い道を問いただしたところ、覚せい剤の購入にあてていたことが発覚。その後、母親に付き添われ下呂署に出頭しました。その際、女子生徒は覚せい剤約3グラムと注射器13本を持参、県警は入手経路を調べています-


 世は末である。16歳(当時)の少女が覚せい剤に手を出しただけでなく、その道の愛好者たちから、ポンプやキー、はたまた道具などと呼ばれて親しまれているという注射器を13本も所持していたのだから、かなりの常習性がうかがえる。
 16歳。まだまだ、あどけない年頃である。
「このキーは、○○くんと初めて回し射ちした時の思い出のキー。こっちは、憧れの○○先輩が15歳のクリスマスにプレゼントしてくれた大切なポンプ」なんてことはないだろうな。
 あれば、かなりの末期である。
 だが、よしんば末期であったとしても、だ。母親はよく我が娘を警察へと連れていけたよなと思ってしまう。
映画「積木くずし」のようなことが家庭内であったのかもしれないが、我が娘でないか。警察という他人にすがりつくのではなく、どんなことをしてでも親の手で覚せい剤を止めさせなければならなかったのではないか。
「そんなもんわかっとるわ! それができんから、サツ連れていっとんねん!」と怒鳴られてしまいそうだが、親の役目を放棄していることにならないだろうか。
 これで、彼女は高校を退学となり、少年院に送られ、現在は覚醒剤を断つことに成功したかもしれない。しかし、こういうやり方を思春期の年頃の子に使うと、「裏切りやがって!」と、逆に反発を覚える可能性もあるのだぞ。
 娘を想っての親心というのも十分に分かる。このままではいけないと思いつめた末の行為であることも十二分に理解できる。だけど、自分のお腹を痛めて産んだ我が子ではないか。苦しくても、辛くとも、娘と対峙してでも、親の手で覚せい剤を絶たせねばならなかったのではないだろうか。
 もちろん、賛否両論あるであろうが、かりに彼女がそれでも現在、覚せい剤を辞めれてなかったら、どうなんだ。 行き着く所は、「親子の縁を切る」になるのではないのか。それじゃ、あまりにも寂しすぎるではないか。
 ヤクザであれ、カタギであれ、子の不始末や躾けは親の責任である。娘が覚醒剤を使用していると分かった時の母親の衝撃は、計り知れないが、もっと方法はなかったのであろうか、と思えてしまう。
「お陰さんで、立派に更生しましたよっ!フンっ」
と言うのであれば、良いのだが、、、。

●沖田臥竜(おきた・がりょう) 元山口組二次団体最高幹部。所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任俠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)。最新刊は『尼崎の一番星たち』(同)