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ー裏社会の拳銃事情ー

闇社会事件簿 ー裏社会の拳銃事情ー

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ー裏社会の拳銃事情ー

一昨年の分裂以降、ヤクザにとっての必需品である拳銃の値が一気に裏社会で高騰していると囁かれている。だが実情はどうなのか。
現在の暴力団社会で拳銃はどのように流通しているのかも含めて、違法物の取引事情にくわしい元ヤクザの幹部X氏に話をきいた。


「一昨年の8月末の山口組の分裂直後から、マスコミでは『裏社会で拳銃の値段が跳ね上がっている』と、したり顔で報道されてきましたが、実際、私らが耳にする話はそれとは少し異なります。
どの武器屋も『抗争で使用されてはかなわない』と手持ちの拳銃を売り惜しみしているのが実情なんです」
X氏は、元ヤクザという顔の広さを使い、いわゆる"ブローカー"と呼ばれる仕事をなりわいとしている。扱っている商品もブランド品のコピーから違法薬物までと幅広く、関西では「X氏に頼めば、手に入らないものはない」とまで言われているという人物である。
そのX氏の発言だけに、信ぴょう性は限りなく高く思われる。

また、このようにもX氏は話している。
「もちろん各組織、なにがあるか分かりませんから、武器庫を用意し拳銃の確保はしています。
たまに武器庫が摘発されてるのを見ても明らかでしょう。だからといってこれだけの不景気です。
そうそうべらぼうに高騰なんてしませんよ。
高い金で道具を購入し、持ってるだけでも実弾つきなら実刑6年はいく時代ですよ。弾けばとんでもない年数の懲役を背負うことになりますからね。殺傷能力さえあれば、改造銃で充分なんです」
殺傷能力さえあれば、高い本物の拳銃を購入しなくても、それで充分だというのだ。


またX氏によれば、全国の銃密売人に関西よりも関東の暴力団員からのオーダーが比較的に多いのだという。
なぜ、いまの関東圏で拳銃が必要とされているのか。一見、平穏に見える関東の暴力団社会だが、実は一皮めくればマグマが噴火寸前まで高まっているのか。
それとも、東京オリンピックを目前に控え、水面下では熾烈なオリンピック利権の獲得競争がはじまっているのか。


裏社会が平時であれば、巨大組織がすべてを抑えてしまうため、ある意味、裏の秩序も保たれるのだが、山口組の分裂という、一種の戦国時代のような現在の情勢下では、力で一発逆転を狙う者がいたとしてもおかしくない。オリンピックという利権を目前に、裏社会でも虎視眈眈と備え出しているだろうか。


どちらにしても拳銃を抱えるということは、一般市民が考えるよりも、はるかにリスクを抱えることになるということだ。

(RーZONE編集部)