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闇社会事件簿〜テレアポで月収200万円也〜

闇社会事件簿〜テレアポで月収200万円也〜

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ー物上げというビジネスー

今、裏社会ではまことしやかに囁かれている話がある。
それは「オレオレ(詐欺)の時代は済んだ(終わった)。本気で稼ぎたいなら"物上げ"だ」というものだ。
実際に昨年、関東では物上げを行う会社が続々と姿を現し、オレオレ詐欺のかけ子をしていた者たちは、こぞって物上げ専属のテレアポへと変貌を遂げた。


「だいたい物上げなら、リスク少なく月に200は稼ぐことができる。オレオレのかけ子では、もうそんなに稼げない」
これが現場の声だという。


そもそも物上げとは、今に始まったビジネスではない。これを利用したアコギな不動産屋は以前から確かに存在していた。
だが、これほどシノギとして大々的に始まったのは、昨年からではないだろうか。
関東ではシノギとして成功をはたした物上げは、去年の段階でテレアポの研修生を他府県のアンダーグラウンドから募っており、今年は関西に上陸し舞台を移すことになったという。
この流れは、アンダーグラウンド・ビジネスの常であり、グレービジネスはすべて関東を発祥として、そこで成功を収めれば関西へと渡っていくのだ。

では、そもそも物上げとは何なのか。
ここではその手法を簡単に説明しよう。
まず物件の売り手と買い手を探し出すところから始まる。闇雲に歩いて探し出すのではない。そんなやり方をしていては、テレアポが月に200も稼げやしない。
売り手を探し出す方法は、登記簿をまず上げまくるのだ。一件あげるのに数百円かかる手数料が、合計して200~300万円になるまで上げてしまう。
そして買い手は、名簿屋から富裕層リストの名簿を手に入れてくる。
このビジネスでは「名簿が命」と言われるほどに、常に名簿が重要になってくるというのだ。


ここからようやくテレアポの仕事となるのだ。
まず登記簿から物件のオーナに電話をかけ、市場価格より高い金額を提示し、オーナーを売る気にさせてしまう。
逆に買い手となる富裕層には、相場より安い値を伝え、この物件を買わないかと誘い込む。
この辺りがテレアポのアゴ(腕)の見せどころとなってくるのだが、どちらも合意したところで、今度は売る気になった買い手にはあれこれ難癖をつけて売値を下げさせる。最終的には大幅に減額させ、買い手には言葉巧みに買値を上げていくのである。


そして、程よいところで売買を一気に成立させ、中間省略してしまうのだ。
通常、仲介手数料ならば売り手・書いてともに3%ずつの計6%の抜きしろしか落ちてこないが、中間省略して登記することで、売値と買値の利幅が丸丸、不動産屋に入ってくることになる。
そのため、一件成功させるだけでもかなりの利益が出ることになってしまうのだ。


テレアポの研修期間は、4カ月から半年と言われ、その期間にすべてのしゃべりをマスターしてしまい、月に200万の月給へとたどり着いてしまうという。
そこには、これっぽっちの罪悪感も存在していない。あるのは、金への執着だけでなくてはならない。
もちろん、バカではテレアポにはなれない。ある程度の機転は必要とされるのだが、他のシノギでは機転が利くくらいでそんなに稼ぐ奴はまずいない。


現在、関西には関東で研修を修了させたテレアポたちが続々と上陸しているという。


(RーZONE編集部)