>  > 菱のカーテンの向こう側2017「元側近が語る、六代目山口組 高山清司若頭の秘められた過去」
日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

菱のカーテンの向こう側2017「元側近が語る、六代目山口組 高山清司若頭の秘められた過去」

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写真はイメージです

「今回の七代目会津小鉄会の後見の件だが、もちろん高山総裁の意向があるだろう。だが、高山総裁が社会におられたら、こういう立ち回りにならなかったのは確か」

 そう話すのは、六代目山口組 弘道会初代高山組で活動していた元幹部。彼の呼ぶ"総裁"とは、六代目山口組 高山清司若頭のことであり(高山若頭は二代目高山組総裁)、"後見の件"とは会津小鉄会 原田昇会長サイドの後見人として六代目山口組若頭補佐・三代目弘道会 竹内照明会長がついたことを指している。

 彼の言を信ずるならば、現在、府中刑務所に在監中である高山若頭の意向が、日本のヤクザ社会に大きな影響をあたえているということになる。そして彼いわく、高山若頭という人物は、初代高山組で組長の地位にあった時から、ずば抜けた影響力を持っていたという。

「それは凄かった。引退された某プラチナ親分なんか、高山の総裁がまだ弘道会の若頭の時から、『兄弟いてる?』と事務所に電話がかかってきていたくらいだったからな。総裁も普通に『兄弟』と言われていた」

 もちろん山口組における序列でいえば、プラチナ(=山口組直系組長)と二次団体(弘道会)の若頭とでは貫目が違うわけだが、高山若頭だけは別格だったというのである。弘道会の若頭時代から、それくらい高山若頭の影響力はずば抜けていたわけだ。

 そんな、強烈なカリスマ性を持つ高山若頭の素顔について、長年、近くで使えてきた元幹部はこう語る。

「高山総裁が551のあずきバーが好きなのは、広く知られているが、こんな話は知らないだろう。

朝、味噌汁を飲まれる時に、キャベツの味噌汁を出すと、総裁は烈火の如く怒られる。一度、私はそれを知らずキャベツの味噌汁を出してしまい、総裁にえらくどやしつけられた。理由は、『キャベツの味噌汁は懲役を思い出す』とのことで、それ以来、二度とキャベツの味噌汁が高山総裁の食卓に上がることはなかった」

 確かにあずきバーのエピソードは我々取材班も以前の取材で聞いたことがあるのだが、キャベツの味噌汁の話は初耳だ。

 また、二代目高山組の組長となり、後に三代目弘道会となった竹内照明会長(六代目山口組 若頭補佐)の場合だが、「竹内親分は玉ねぎが大嫌い。これも覚えていけなくてはいけない重要事項」だという。長年、高山組に在籍していた元幹部ならではのこぼれ話だろう。

「現在の弘道会の直参に高山組出身者が多いところを見ても、高山の総裁の影響力というものがよく分かるだろう。中野寿城若頭(三代目弘道会若頭)にしても高山組の出身であり、竹内親分と関係が深い。つまり高山総裁の系譜が弘道会の柱の一本であることは間違いない。そして、高山総裁は初代高山組組長時代から常々、『本家親分(六代目山口組 司忍組長)が引退されれば、自分も引退する』と言われていた。一時期、週刊誌などで、"(高山若頭が)獄中で七代目山口組組長を襲名か!?"なんて書いた記事を目にしたことがあったが、私は総裁にはその気はないのではないかと思っていた」(元幹部)

 それほど、司組長と高山若頭は太い絆で結ばれていたということなのだろう。

『高山若頭の社会不在がなければ、山口組分裂はなかったのではないか』という声も少なくない。そんな高山若頭が社会にいれば、元幹部の言うように「会津小鉄会の件も~こういう立ち回りにならなかった」可能性は高い。

(取材・文/R-ZONE編集部)