自民党の強行採決は吉と出るのか
統合型リゾート(IR)推進法案、いわゆる"カジノ法案"が12月2日に衆院内閣委員会で採決され、賛成多数で可決された。
可決したカジノ法案は、商業施設・ホテル・カジノなどを一体化し、統合型リゾート(IR)を促進しようとするものだ。推進本部が政府に設置され、実施法が1年をめどに制定されるという。
この法案は2013年に一度提出されたがその後、衆院解散などが重なりなかなか審議すらされない状況に陥っていたのだが、しかし自民党は今国会での可決を逃すまいとわずか2日間の審議で採決したのだ。
その目的は、東京オリンピックまでにカジノ建設が間に合うようすること。そのため強行採決に踏み切ったようだが、課題が山積しており、それらの対策をろくに審議することなく、マスコミですら驚きの"完全スルー"である。