>  > 「覚醒剤をやめるには、売人と手を切ることしかないですよ」作家・天藤湘子、使用体験を赤裸々告白[前編]

「覚醒剤をやめるには、売人と手を切ることしかないですよ」作家・天藤湘子、使用体験を赤裸々告白[前編]

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ASKAさんの再逮捕にびっくりですが、なんで覚醒剤は再犯率が高いんでしょうか。『芸能X-FILE危ない芸能人』(メディアソフト)で覚醒剤の使用体験を綴った天藤湘子さんに直撃しましたよ!


「あの頃」は心が死んでいました......



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──『芸能X-FILE危ない芸能人』、さっそく拝読しました。11月28日にはASKAさんの覚醒剤使用による再逮捕が報じられました。著名人の覚醒剤事件は再逮捕が多いですよね。なぜ覚醒剤はやめられないのでしょう?

天藤湘子(以下、天藤)  再逮捕は、本当に多いですね。私もそうでしたけど、覚醒剤に逃げる人は、皆さん不安なんだと思います。覚醒剤は、この不安を一瞬だけど、一気に解消してくれるんです。もちろんその代償はとてつもなく大きいのですが、誘惑に勝てないんです。

──いいのはクスリが効いている間だけですよね?

天藤 それもありますが、切れた時の罪悪感がまたすごいんです。「こんなに辛いんだから、もうやめよう」と思う気持ちと、「こんなに辛いんだから、クスリに逃げてラクになりたい」と思う気持ちが頭の中でグルグルして。で、疲れちゃって「もういいや......」みたいになるんです。あの頃は、心が死んでたんだと思います。

 やめるように言ってくれる先輩や友だちもいなくはなかったんですが、そういう友だちに対しては、妙に被害妄想を持ってしまって、自分から連絡を取らなくなっていました。
友だちがいなくなっても、「そんな程度で離れていく友だちは本当の友だちじゃない。誰も私のことなんかわかってくれない」くらいに思ってましたね。

──なるほど。心配してくれる人がいても、ありがたいとは思えないんですね。「もうどうでもいい!」ってなっちゃうんですね。

天藤 そうなんです。むしろ「意地悪されている」くらいに思ってしまって......。我ながら情けないですね。ヤクザだった父は、覚醒剤に厳しくて、若い衆にも絶対に手を出さないように言っていました。なので、私もまさか自分がやるとは思っていませんでした。