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【女子刑務官OG座談会 後編】ムショ飯が美味しいなんて都市伝説?

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法務省ホームページより

──そりゃそうですよね。でも東拘も女性はほとんどいませんよね。『平成27年版犯罪白書』によりますと、全国の刑事施設の収容者は6万486人でこのうち既決が5万3532人ですが、女子は5048人、既決は4425人とされています。全国でそれくらいですからね。

リョウ そのくらいでしょうね。で、そのほとんどが覚醒剤ですから、イヤになります。

──マジですか(笑)。

ナナコ 今は8割くらいは覚醒剤です。調理の話に戻しますと、みりんやお酒も使えないので、味付けにも制限があります。コッソリ飲むケースを想定して、施設ではお酒は一切置かないんです。

──そういうところはムショっぽいですね。そういえばムショ飯の話題は多いですが、刑務官さんのゴハンて、どうなっているんですか?

ユカリ これも施設によって違いますね。職員用の食堂で懲役に調理させる場合と、外部の業者を入れる場合があります。

リョウ こいずれにしろおいしくないんで、お弁当を作ってました。「お弁当派」の女子刑務官はけっこういましたね。今もいると思います。15分くらいで食べ終えないと叱られます。懲役と同じですね。

ナナコ 10年くらい前までは刑務官を志望する方も多く、「『メシまず』とか贅沢を言ってる人は辞めて構わない。替わりはいくらでもいる」という態度でした。今は、そのツケがまわって来ているんでしょう。たしかにごはんがおいしくないくらいで辞める人はいませんが(笑)、すべてにおいてそういう考え方なのです。産休や育休も最近ようやく取れてきはじめているのだと思います。