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【女子刑務官OG座談会 後編】ムショ飯が美味しいなんて都市伝説?

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女子刑務所にお勤めになられていた女性刑務官OGの皆様に集まっていただき、女子刑務所のあんなお話やこんなお話をお聞きする座談会も最終回。いずれも5年以内で刑務官を退職され、現在は別のお仕事をされているユカリさん(20代後半)、リョウさん(30代前半)、ナナコさん(30代後半)の3名です。


ムショ飯はおいしくない

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監獄食Aサンマ(博物館・網走監獄より)

──サッチーこと野村沙知代さんもおっしゃっていましたが、施設の麦飯は評判いいですよね。麦飯だけではなく、いわゆる「ムショ飯」はおいしいといわれています。網走刑務所の受刑者が育てた「網走監獄和牛」は「A5」(日本食肉格付協会の最高ランク)を獲得したことで有名ですし、府中刑務所のコッペパンもおいしいです。

ユカリ たしかにパン食はみんな楽しみにしていますね。拘置所ではお金があればお菓子は差し入れ屋から買えますが、刑務所ではお菓子の購入を制限されるので、パンに添えられるジャムも嬉しいようです。

──学校給食みたいなアレですね。施設によっても違うと思いますが、おいしそうなイメージです。

ナナコ 麦飯は外で言われるほどはおいしくはないですよ。都市伝説ですね。刑務所も拘置所も、調理は受刑者が担当するのですが、やはり女性の方が上手だと聞いています。男性でも調理師免許を持っている受刑者がいるので、おいしい場合もあるようですが。

──調理師さんの免許を持っていた方が出所するとおいしくなくなる、というのは聞いたことがあります。個人の能力に頼る部分もあるんですね。

ユカリ たくさん作るので難しいと思います。たとえば東京拘置所は3000人収容されていますから、おいしいわけない(笑)。一カ所では作れませんから、同じ東拘でも味が違うと聞いています。