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インターネットの怪物インタビュー

20年の間には逮捕も......老舗サイト「激裏情報」代表・本堂まさや氏インタビュー2 「(僕は)代表者という名のパクられ要員、雇われ店長なんで」

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インターネットの怪物インタビュー
本堂まさや(激裏情報代表)
聞き手/花田歳彦

前回「有料会員1万人! 誕生から20周年の老舗サイト「激裏情報」代表・本堂まさや氏インタビュー1 「殺人請負人の電話番号が本当か検証した」」に引き続き激裏情報代表の本堂まさや氏のロングインタビューの模様をお送りする。今回は氏の周りで起きた様々な事件や危機について語っていただこう。

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「脅されるのは結構あります」


──(激裏情報を運営していく)その中で、かなり蓄えができるじゃないですか。新規事業は?

新規事業は今もはい。まあ表の会社でやってますけども。表の会社って言ったら激裏が裏の会社みたいですけども一応法人って形で動いてます」

──その様々な事業展開の中で失敗したのが同性愛の出会い系サイト?

ホモプレネットですね」

──これって結構先駆けしすぎたって感じでだよね

「僕の中では、この事業立ち上げの前にミルプレネットっていう出会い系サイトを作って。そこは結構儲かったんですよ。iモードにスパムが自由に打てた時代なので、よかったんですけど」

──090の電話番号宛てに?

「はい、もうずっとナンバーに送り続けて毎日」

──あの出会い系サイトを作ったのが自分(花田)が出会い系で女を引っ掛けて、その時一緒にいて、激裏が中々引っ掛からなくて「もう自分で作るしかない」と思って作ったんだよね?

「そんな感じでしたね、当時は」

──なんか、エロへの衝動が凄い、まぁ男だったら当然だけど

「お金になってる。でもホモプレネットは駄目だったですね。スタッフが誰もゲイじゃなかったんで。僕もノンケじゃないですか、出来れば女性の方が好きって、やっぱり結局運営側としても上手くないんですよね」

──普通の異性間の出会い系サイトと同じような感じでやってたら駄目だった?

「ダメだったですね」

──先見の明はあったと思う?

「ホモプレネットでもスパムやったんですけど、もう莫大にクレームが来て「こんな気持ち悪い」って。そりゃそうですよね」

──やっぱり登録数が全然いかなかった?

「登録数いかなかったですね。課金ユーザーが全然いなくて、ゲイはお金を出さないのか、僕らが誘導方法を全然間違えているか、だと思いますね」

──これは異性愛者のサイトが成功したから同性愛者のも作ってみようと?

「そうですね。このシステムは全く同じで、出来合いがあるので楽だっていうのがあったんですよね、損害は出てはいないです。ほぼないんですけど。新規事業を立ち上げて失敗したっていうのが悔しいんですけど」

──この20年近くやってきて、裏社会からアプローチっていうのは?

ありますよ

──それは断っている?

友達にはなるけど、商売はしないですね」

──相手は結構なシノギとして取り込んでやろうとか?

もう、脅されるのは結構ありますね。ただもうそういう時代じゃないですもんね」

──どんな感じで呼び出されて会うの?

「「激裏のことで相談があります」って感じで。「打ち合わせがしたい」とか、行ったら完全な騙し内で(笑)僕(スケジュールが)空いてたら基本的に行くので、人にマメに会うのが仕事だと思ってるので。で行ったら、指は欠損してるわ、隣にいる2人は立ったまま動かないわ、もう完全に、ベタな感じの」

──その時代は儲かってるサイトを取ろうとするんだよね。

「そうですね」

──それで席ついたらどんな感じで?

「まあ、脅すというよりも「良いシノギないか」って感じなんですよね向こうは。最終的にはうちを取り込んでしまいたいというのはあったのかもしれないですけど。「本堂さんとこ儲かってるらしいじゃん」って始まって、仮に流してないやつあったらって感じに」

──比較的穏やかに?

「そこは穏やかでしたけど、怖いですよね普通に。にこにこしてますけど本音は分からないんで」

──激裏の後ろに何がいるか分からないと思われているだろうし、そこまで強硬には出ないし出れないよね。

「それもありますね」

──勝手に激裏の虚像を作り上げてるところはあるし、それと勝手に真似して二番煎じをやっても成功しないというのもあるし。二番煎じは潰れていくしね。

「直接潰すことはないですよ。情報パクられば向こうに言いますよ。ただ向こうも悪意ない場合があるんですよ、情報提供受けて、コピペで、情報提供者がウチの会員だったり。向こうも分かってない可能性もあるんですけど、うちが先に出してる以上うちがオリジナルなんで消してくれっていうのはありますけど。

 手前味噌ですけど、うち毎日3つぐらい情報出すんですね。それを365日出すのは本当出来ないと思うんですけど、一人ではとても無理な作業量ですし」

──あそこまでは拾ってこれないね。

「ちょっとニュースサイトとしての側面も持っていて、リアルタイム性を求めるとそこに人を使わないと行けないですし。まあ割に合わないんでしょうね。皆さんやってみて。システム作って配信するまでのスキームを作るのは」

──やっぱり蓄積だ、これまでの実績。

「そう言っちゃうとかっこいいですけど。なんとかなっちゃったんですよね。かっこいいことを言って、ここを目指していたわけではなくて、流され流されここまで来ちゃった感じですかね」

──今まで逮捕されても他に逮捕者出してないもんね。

「他はいないですね」

──普通逮捕されたら、助かりたいためにアイツがやったとか言うけども、激裏の場合は全部自分で止めてるし。

代表者という名のパクられ要員、雇われ店長なんで

──それでサイトが持っているということだよね

「スタッフとか情報提供者とか守らないといけないんで」