>  > 元極道、沖田臥竜の視点「我が家が燃えていた、そこに車も突っ込んできた」
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

元極道、沖田臥竜の視点「我が家が燃えていた、そこに車も突っ込んできた」

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「自分の家が燃えて車が突っ込んだ」放火か 愛知県
 20日午後11時10分ごろ、一宮市の会社員・Sさん(記事では実名)から「自分の家が燃えている。車が突っ込んだ」と119番通報がありました。(中略)警察は、何者かが住宅に火を付けた後、車で突っ込んで逃げた疑いがあるとみて放火の疑いで車の所有者などを調べています。
テレ朝news 2016/11/21 10:30配信(リンク


okitagaryou_20161125_01.jpg

写真はイメージです


 マフィア映画さながらのこの事件。被害者の男性、まさか、ただの会社員と見せかけて闇のフィクサーだった......なんてことないだろうな。

 ないわな。

 ところで、私が生まれ育った街・尼崎塚口というところには、さんさんタウンという今では古いだけが取り柄となってしまったデパートが存在する。

 尼崎出身のダウンタウンもデビュー当初、漫才のネタで「この前、さんさんタウンでカツアゲされてな」なんて使っていたほど、地元では知らない者がいないデパートだったりする。

 その昔、嫌われることだけが取り柄の私の先輩が、そのさんさんタウンの屋上で、はしゃいでいたことがある。塚口のどこかの住宅が火事になったのだが、その燃え盛る炎を眺めては大笑いしていたのだ。

「ガハッハハハっ! よう燃えとるのっ! もっと燃えさらさんかいっ!」と馬鹿笑いしながら、彼はこんなことまで口にしていたらしい。

 しかし、その火事、実は彼の自宅であった。散々、彼に理不尽なイジメを受けていた私たちは、「神様はいとるんやな」と言いながら大笑いさせてもらったのだが、彼と同じく今回の被害者の方もさぞや驚かれたことであろう。

 家が燃やされる。それだけでも大変ショッキングな出来事だというのに、車まで特攻してくるのだ。生きた心地しなかったのではないか。

 ただ犯人。単独犯とするならば、順番がおかしくないか。普通は車で突っ込んでから、それだけで飽きたらなければ、火を放つもんじゃないのか。

 燃え盛る炎に車で突っ込んでいくのは、そうとうな怨恨がなければまず出来まい。

 それをやってのけ、挙句、姿をくらませているのだ。一体何者なのだ。

 警察も、こんなトチ狂った者を野に放っている場合ではない。即刻逮捕していただきたいものである。

 ちなみに嫌われるだけが取り柄の先輩の家に火を放った放火魔は、逮捕されず事件は迷宮へと入り、二度と浮き上がってくることはなかった。

 日頃の行いが悪過ぎたということであろうか......。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『生野が生んだスーパースター文政 現在、男道(刑務所)にて修行(服役)中』を好評連載中。






『生野が生んだスーパースター 文政』ただいま絶賛発売中!!!

bunmasa_20161003_15.jpg

著者/沖田臥竜 刊/サイゾー 定価1296円

 ヤクザ、半グレ、詐欺師に盗っ人大集合。

 時代ごときに左右されず、流されも押されもしない男達が織りなす痛快ストーリー。

 単行本書きおろし新作&山下ユタカ描きおろしイラストも多数収録。

 これがリアル大阪裏社会だ!




『生野が生んだスーパースター 文政』
ただいま全国書店Amazon(リンク)で発売中!