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【宮崎学特別寄稿】トランプ大統領当選で世界はどうなる? そして日本政府は...?

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 おおかたの予想に反してトランプが大統領選で勝利した。イギリスのEU離脱問題もそうであったが、欧米では「おおかたの予想」は外れがちだ。一方で、日本の選挙は必ずメディアの予想どおりになるのは面白いというか、情けないことである。

 とはいえ盟友・亀井静香をはじめ、海外在住の日本人ジャーナリストなどは「トランプ当選」を早くから指摘しており、亀井は投票日の前からトランプに対談を申し込んだりしていたので、私としてはトランプ当選も意外ではなかったのだが。


「アメリカ・ファースト」は昔から


 今回の結果に安倍は慌てていると思ったら、そうでもなかった。安倍を含め国会周辺は「トランプが大統領でも、まったく問題ない」と強気である。

 だが、選挙期間中、安倍はクリントンとだけ会っており、トランプとのパイプが細いことは指摘されてきた。現在は、外務省を中心にトランプとの人脈づくりに奔走しているとも聞いているが、危機感がそれほどないのは不思議でもある。

 これからも安倍政権はいろいろなハードルを越えなくてはならなくなるが、まず心配なのは円高ドル安だろう。当選確定後もトランプを非難する声は多く、為替や株価も不安定になっている。さらに、トランプは貿易赤字を日本や中国のせいにしているから、アベノミクスにも影響は必至だ。