>  > 山口祐二郎が、悩める人々を救う「自助コミュニティ団体」の若きリーダーと会ってきた
憂国我道会・山口祐二郎の「行動する若者たち」シリーズ

山口祐二郎が、悩める人々を救う「自助コミュニティ団体」の若きリーダーと会ってきた

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
yamaguchiyujiro_20161111_01.jpg

打ち上げでご機嫌に歌う、しみずさん


 読者の皆様は心を病んだことはないだろうか。誰しも悩みはあるだろうが、日本では心の病にかかり日常生活を営むことが困難になってしまう人が少なくない。昨今は無縁社会と呼ばれ、人と人との関係が希薄となる社会だ。孤独感から絶望して心を病む者が多い。最悪の場合は、生きる苦しさから命を絶ってしまうケースもある。世界的に視ても日本の自殺率は高い。

 現在、日本には精神障がい者が392万人以上いると内閣府の統計で出ている。厚生労働省の統計では、精神疾患から医療機関に掛かっている患者数は、近年大幅に増加していることが分かる。そう、心の病は日本の社会問題なのだ。

 今回は、そんな悩める人々を元気にするという噂の、群馬県館林市の自助コミュニティ団体『TONOHITO(トノヒト)』のリーダー、しみずゆうすけさん(31歳)に取材をし、インタビューをさせて頂いた。(文/山口祐二郎)


きっかけは悩める自分


yamaguchiyujiro_20161111_02.jpg

TONOHITOホームページ(リンク


──(山口)今日はよろしくお願いします。

しみずゆうすけ(以下、しみず) よろしくお願いします。

──まず、トノヒトとは何かを教えてください。

しみず はい。トノヒトとはピア・コミュニティ、いわゆる自助グループです。

──最近、よく耳にしますが、自助グループとは何ですか?

しみず 自助グループとは、誰かに支援してもらうのではなく、同じ境遇や立場の人たちとお互い助け合い、支え合う集まりです。

──するとカウンセリングで心のケアをしたり、就職訓練など社会復帰を支援する集まりとかではないのですか?

しみず そうですね。僕が支援する集まりとかではなくて、トノヒトでは世話話、趣味の話、不満を暴露するなど、ただなんとなく集まっています。

──よくある一般的な支援団体ではないのは分かりました。でも、私は何度かトノヒトの活動に参加をして取材させて頂ましたが、悩める人々が数多く来ていると感じました。そういう人たちが楽しそうにしていたのが印象的です。そこらへんはどう考えていますか?

しみず 僕も同じで楽しんでるんです。トノヒトを始める前は、僕はとても落ち込んでいました。元々、バンドをしていたのですが、メンバーが辞めて休止になっちゃったんです。そんな時に私生活でトラブルが起こり、長く続けていた仕事も辞めることになりました。それからは、精神的にきつくて酒浸りになりました。仕事を探しても、中々見つかりませんでした。昼から酒を飲んだりもしていました。逃げ酒ですね。だから、僕も悩める人たちと同じなんです。