>  > 【現役スカウトマンが語る内幕】100年続く遊郭・飛田新地に襲いかかる中国人の「爆買い」
シリーズ 達人に訊け「杉坂圭介(飛田新地スカウトマン)」前半

【現役スカウトマンが語る内幕】100年続く遊郭・飛田新地に襲いかかる中国人の「爆買い」

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「当事者が語る飛田新地」シリーズの著者インタビュー[前半]


シリーズ 達人に訊け 
杉坂圭介(飛田新地スカウトマン)

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 飛田新地。いわゆる「ホンバン」の街として知らない読者さんはいらっしゃらないと思いますが、タテマエとしてはあくまでも「『料亭』の仲居さんとお客さんの自由恋愛」という設定なのだそうです。ソープの「特殊公衆浴場」の設定と同様、かなり強引ですが、まあそれはさておき。

 飛田新地は、正しくは「飛田遊郭」といい、1916年(大正5年)に大阪市西成区山王三丁目に作られた日本最大級の遊郭でした。そもそもは明治末期に全焼した大阪・難波新地の業者さんや女性たちの救済が目的だったそうで、1958年の売春防止法施行以後は遊郭が「料亭」となり、現在に至っています。

 なんと今年は開業100周年という節目の年なんですね。だいぶ建て替えも進んでいますが、今も古き良き時代の遊郭の雰囲気を残した歓楽街です。

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「鯛よし百番」(文化庁HPより)

 特に飛田で唯一ごはんが食べられる「ちゃんとした料亭」の「鯛よし百番」さんは2000年に文化庁「登録有形文化財(建造物)」(リンク)に登録されていて、映画のセットみたいです。ヨシワラは入ったことないんですが、すき焼きなどをいただけ「ぐるなび」にも掲載されているほど。

 さて、飛田は異常にレベルの高いきれいなお姉さんがたくさんいることでも知られていますが、やはり人材不足のハードルは高いそうで、「スカウトマン」も存在します。そのスカウトマンさんの一人である杉坂圭介さんによる『飛田をめざす者 「爆買い」襲来と一〇〇年の計』(徳間書店)が好評発売中なので、お話をお聞きしてきました。

 杉坂さんは飛田での遊郭経営を経てスカウトマンとなり、2012年に『飛田で生きる 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白』、13年に『飛田の子 遊郭の街に働く女たちの人生』(いずれも徳間書店)を次々と上梓され、いずれも注目されています。

 基本的にシロートさんでも撮影や取材NGの飛田について書かれた本はいくつかありますし、盗撮したと思われる動画や画像もネットに出回っていますが、当事者によるぶっちゃけ話はこのシリーズだけです。これまでは飛田のしくみ、料亭経営のノウハウ、税務署のしくみ、飛田で働く女の子の本音などが書かれていましたが、今回は中国人による爆買いなど新しいテーマにも触れられています。

(聞き手・吉原美姫)




『飛田をめざす者 「爆買い」襲来と一〇〇年の計』(リンク)


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杉坂圭介 プロフィール


すぎさか けいすけ/大阪府出身。繊維製品卸問屋勤務を経て、飛田新地の料亭経営者へ。10年間、店の経営に携わったあと、名義を知人に譲り、飛田で働く女の子たちをスカウトする仕事に従事する。その後、スカウトを辞め、故郷に戻っていたが、再び、飛田での仕事の声がかかり、現場復帰を果たす(アマゾンドットコムのプロフィルより)