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【炎上】「葬式アート」でパクリOB佐野氏を風刺する多摩美大生の詰めの甘さ

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炎上させるなら最後まで責任を!?


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 2016年11月6日(日)に多魔美術大学で行われた学園祭で、ちょっとした波乱があった。

 大学に認可された公式プログラムの出し物ではなく、有志ゲリラによる「デザイナー佐野研二郎さんを偲ぶ葬式パフォーマンス・アート」である。

 佐野研二郎と聞いて「?」と思われる方もいるかもしれないが、昨年7月の2020東京オリンピック用エンブレムコンペにおいて一度は採用されるも、パクリ疑惑を指摘され大炎上。結果、水に流された、あの佐野氏である。

 元々クリエイティブでオリジナリティーに溢れ、有能なデザイナーだったという佐野研二郎氏は多摩美の卒業生。
 その彼に対して、現役学生たちが"落胆した"という意味で、「かっこよかった憧れの佐野OBのデザイナー魂は死んだ」という事で、パフォーマンス・アートの一貫として学生達が行ったものだ。

「パクリに走って金に走ってセルアウトした佐野OBには心底がっかりした」

 そういう意味での佐野さんの「死んだ創造魂」に葬儀をあげたのだろう。

 まず、佐野さんのクリエイティビティーの葬式を出すアートという発想は分かる。ただ葬式や死は日本人の禁忌でもあり、そのあたりを上手くやらないと炎上しやすい。
 
 欧米のキリスト教、白人圏のコント名人やアーティストならうまくやったと思うが、日本の今の学生達には難しかったのではないか。さらに言うと、多摩美の内輪の話であって、外に漏らすべきではなかった。次はもっとうまくやりなよ、グッドラック。こんなところだろうか。

 ネット上でのコメントにも批判的な意見が目立つ。

「葬式ごっこを思い出した。陰湿。いじめと変わらない」(40代・主婦)

 パフォーマンスは、昔問題になった「葬式ごっこ」的ないじめ(※1)とは切り離して考えないと本質は見えてこないが、一般層には非常にわかりづらくて、アートとして届きづらい現状があるのが分かった。

(※1 1986年「中野富士見中学いじめ自殺事件 (wikipedeiaリンク)」などが有名。学級担任がいじめに加担するなど日本で初めていじめ自殺事件として社会的に注目された事件である)


「もし佐野さんの子供達が見たら、ショックを受けると思うので、絶対に見せないほうがいい。気分が悪い」(30代・サラリーマン男性)

 こちらは「子供達は絶対誤解する」というサラリーマン氏の意見だ。こちらはアートと分かった上で、子供達に絶対見せてはいけない」という言い分である。