援交少女とロリコン客との仁義なき戦い
R-ZONEレギュラー執筆陣の一人でもあるルポライター・石原行雄。
氏の最新刊『少女たちの裏稼業 ~性の切り売りをする女子児童たち~』(彩図社刊、1200円+税)は、女子小中高生たちの乱れたセックスの最新実態を暴露・告発したルポルタージュ。
こちらのページは、その著書を元に、本には書ききれなかったネタでまとめたもの。言うなれば『少女たちの裏稼業』のスピンオフ記事である。
さて、そんなこの連載も今回でひとまず最終回。締めとなる本稿では、登場から四半世紀の時を経て、極めて殺伐とした世界へと変貌した援助交際のフィールドに生きる、援交少女たちの生態についてレポートしよう。
援助交際は、それ自体がそもそも犯罪行為にほかならない。しかし、摘発を受けても、売る側の援交少女が罪に問われることは現実的には極めて少ない。
「18歳未満」かつ「女性」という2つの壁で守られているからだ。
それゆえ援交少女たちによる犯罪行為は、短期間でエスカレートしやすい。
具体的には、先払い詐欺、枕荒らし、美人局、昏睡強盗......など、様々な手口があるのだが、今回ここでは、それらの逆のパターン──つまり援交少女の方が危険な目に遭うパターン──について述べてみよう。
援交にいそしむ女子中高生に取材をしていると、売りの際に遭遇するトラブルとして実に多くの少女たちが口にするのが、次の3つ。
①個人情報やハメ撮りを元に脅される。
②ヤクザにミカジメを要求される。
③勝手に生ハメや中出しをされる。
これらは援交少女たちの間で、ときに「3大あるある」などとも呼ばれているほど。
それぞれ詳しく見てみよう。