>  > 会社を辞め来日を直談判しに海外へ飛ぶ漢たち!「ブルース・スプリングスティーン」LIVE海外特攻レポート

会社を辞め来日を直談判しに海外へ飛ぶ漢たち!「ブルース・スプリングスティーン」LIVE海外特攻レポート

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ジャージーガールと戯れたい。聖地巡礼紀行


 なんとか無事ホテルにたどり着いたため、調子に乗り、ニュージャージーのアズベリーパークに行くことにした。ここはジャージーショアーと呼ばれる海岸町でブルース・スプリングスティーンとバンドのメンバーの地元である。また、そこから2駅先にはビルマという町があり、バンドの名称となったE streetや人気曲『10th Avenue Freeze Out』の10th Avenueがある。

 さらに言えば、この2つの町のやや内陸部、フリーホールドという町があり、ここにブルースの生まれ育った家や小学校がある。この3都市トライアングルを巡回することがファンにとってこたえられない喜びとなっている。

 そしてこの日、今特攻旅最大の交流があった。ビルマの10th Avenue&E streetの墓標のような標識が見えたところ、サングラスをかけた男が一足先に向かって行っているのだ。ただ、たまたま見つけた的な感じで近寄って行ったため、すぐ離れるだろうと思って通りの反対側を気づかれないよう歩きやり過ごしていた。

 もういないかなと思い、向かって行くとまだいる。また通りを歩きトータル10分位たったので、もうどこか行っただろうと思い行くと、通り過ぎる車の陰から、なんと男がスマホを地面に立て何とか標識とともに自撮りしようとしていた。もう帰りの時間も差し迫ってるし声をかけられること覚悟で向かっていくと、案の定信号の向こうから「Excuse me」と声をかけてくる。

 どうやら向こうも自分のことに気づいていたみたいで、早く来ないかなと思っていた節がある。ゆえに話が早く、速攻撮影に入った。標識の横に立ち、スマホに映る顔を見るとサングラスを外しており、同じ年位の真面目そうな白人の男だったが、日本人にはいない顔立ちでちょっと面くらった。

 そしてここまで来たらと思い「Springsteen fan?」と聞くと、はにかみながら「Yes, Springsteen fan」。自分も「me too」と言葉を交わすとサングラスをかけながら英語で喜びを表明した。あとは「Thank you very much」とか言われたり、まぁそれだけだったのだが、一体何者だったのかとか、自分が日本から来て昨日すでにライブを観たことを知ったらビビるだろうなとか、浅はかなファンを装いつつもしかしたら自分以上にハードコアなファンじゃないだろうかなど、思いを巡らせてしまった。


写真31 聖地巡礼の旅へ.JPG

聖地巡礼の旅へ(写真=ゴルゴ十三)




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車内車掌から買った片道切符。英語がわからず揉め事となった(写真=ゴルゴ十三)




写真33 最初のアルバム名にもなっているNew Jersey Asbury Park.JPG

最初のアルバム名にもなっているNew Jersey Asbury Park(写真=ゴルゴ十三)




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ブルースたちが青春時代を過ごしたボードウォーク。曲になっている(写真=ゴルゴ十三)




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1974年オープンのライブハウス。当初よりブルースも演奏していた(写真=ゴルゴ十三)




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ブルースの通っていたフリーホールド小学校




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バンドと曲名の由来になった碑(写真=ゴルゴ十三)




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10代の頃締め出された場所が聖地に(写真=ゴルゴ十三)