>  > 菱のカーテンの向こう側100「博多中洲の緊張状態が解除 急転直下の電撃的手打ちの真相」
日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

菱のカーテンの向こう側100「博多中洲の緊張状態が解除 急転直下の電撃的手打ちの真相」

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
hishi_no_curtain_20161004_01.jpg


 9月の最終日。六代目山口組二代目伊豆組(福岡県福岡市)四代目原田組と浪川会五代目村神一家(福岡県大牟田市)のあいだで急転直下の手打ちが行われたという情報が業界関係者の間を駆け抜けた。

 やはり、先日出され原田組副組長の絶縁状が今回のバッティングの落とし所となったのであろうか。捜査関係者はこのように話している。

「原田組には、上部団体伊豆組の三役を過去に務めていた大物が在籍している。そこに何らかの連絡が村神一家から入ったのではないか」

 原田組からは、副組長で当事者の幹部が絶縁され、もう一人の幹部が破門されている。

 その他にも様々な交渉があったと言われており、村神一家も「これで充分」と踏んだかもしれない。

 また、双方とも根底には、ことを長引かせれば当局の取り締まりを強めるだけであり、早く幕引きをしたい、という思いもあったかもしれない。

 現にこの一連のバッティングでは、村神一家の梅木一馬総長が逮捕され、今回処分された原田組副組長も逮捕されている(後に執行猶予で社会復帰)。さらに、「福岡県警は、原田組組員なら携帯電話を押収してもよい、という異例の方針を打ち出していた」(捜査関係者)とも言われている。

 他にも、「原田組の持っている中洲に縄張りに、当局が厳戒体制を敷いていた」(捜査関係者)という話もある。

 これらの状況から、これ以上の緊張状態はどちらの組織にも得策ではない、と考えたのではないだろうか。

 ともあれ、夏から秋にかけて続いた一連の衝突は、これでようやく幕を下ろしたと見て間違いないだろう。




(取材/文 R-ZONE関西取材班)


このコーナー「菱のカーテンの向こう側」では連載100回を記念して新企画が現在進行中です。詳細は近日発表予定。ご期待ください。