>  > 菱のカーテンの向こう側112「大物組長が逮捕翌日に釈放されるという異例事態発生(兵庫)」
日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

菱のカーテンの向こう側112「大物組長が逮捕翌日に釈放されるという異例事態発生(兵庫)」

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『実録 柳川組』(Amazonリンク


 六代目山口組で顧問という名誉職についていた石田章六 章友会会長が亡くなったのは10月23日の事だった。享年83歳。

 殺しの軍団と恐れられた柳川組で四天王と呼ばれ、柳川組解散後は、田岡一雄三代目組長の盃を受けて、直参に昇格。その後、四代目、五代目、六代目と四代に渡って、一線で活躍してきた最古参である。

 その親分の死は、業界関係者のみならず多くの人々に惜しまれている。


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写真はイメージです


 その石田章六会長の通夜が粛々と執り行われた25日。兵庫県警が神戸山口組二代目英組(大阪府大阪市)藤田恭道組長を暴行容疑の疑いで逮捕した。

 ある関係者は、この逮捕に対しこのように話す。

「この事件は警察がすでにフタをした(立件を見送った)事件だと聞いていた。それを今頃になってなぜ藤田組長を逮捕したのかまったく理解できない」

 また我々の取材に応じてくれた捜査関係者の話では、暴行を受けた被害者というのはある組織の破門者であり、事件の発端はこの破門者が藤田組長らに絡んだことが原因であると話している。

「(藤田組長は)その破門者を、もともと所属していた組織の事務所に連れて行こうとしたのではないか」(捜査関係者)

 だが、急転直下、前出の関係者の話にもあったようにこの事件にはフタがされていたのか、翌日の26日に藤田組長は釈放されている。

 仮に起訴できそうもない細かな事件であったとしても、現役の暴力団を逮捕した場合、めいっぱい20日間勾留するのが最近の警察の傾向だとされている。

 藤田組長のような直系組長であれば、なおさらである。

 それを、わずか1日で釈放したというのはきわめて異例であり、よほど強引な逮捕だったのではないかと推測される。

 その意味では、今回の逮捕劇は非常にレアなケースだったのではないだろうか。




(取材/文 R-ZONE関西取材班)