>  > 菱のカーテンの向こう側109「伊豆組の動向に神経をとがらす福岡県警(福岡県博多市)」
日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

菱のカーテンの向こう側109「伊豆組の動向に神経をとがらす福岡県警(福岡県博多市)」

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
curtain_20161022_01.jpg

写真はイメージです


 9月18日の夜、福岡県博多市中洲の繁華街で、六代目山口組伊豆組(福岡県福岡市)と道仁会(福岡県久留米市)とのあいだで"ある騒動"が勃発した。

 地元関係者の話によれば、きっかけは「二代目伊豆組幹部が面倒を見ている店近辺で、見慣れない顔のキャッチ(キャッチ)が目撃された」ことだったという。

「店側から連絡を受けた伊豆組の幹部らが現場へと急行すると、そこに現れたのが道仁会有力団体の下部組織組員だったんです」(地元関係者)

 そして、その場で話し合いが持たれたようなのだが、その話し合いの最中に異様なくらい大勢の警察官が現れたことで状況は一転、周囲は騒然とした雰囲気になってしまう。

 しかも、駆けつけた警察官の中には、なぜか公安の姿もあったという。

 なぜ話し合いが行われていただけで、そんなにも大勢の警察官(しかも公安警察まで!)が駆けつける騒ぎに発展してしまったのか。我々の取材に答えてくれた捜査関係者は、こう話す。

「最近、伊豆組から有力幹部が相次いで離脱しているという情報をキャッチしており、内紛の恐れがあるのではないか、と警戒を強めていた矢先の通報だったので、本部も大掛かりな動員をかけてしまったようだ。それにしても、まさか相手が"あの"道仁会とは......」

 捜査関係者の話す通り、確かに二代目伊豆組からは有力幹部が相次いで離脱したばかりであり、その前にはつい先ごろ手打ちを済ませたばかりの浪川会(福岡県大牟田市)とのバッティング事件もあった。

 そこにくわえて九州の雄・道仁会の登場ともなれば、捜査関係者でなくとも絶句する状況ではないだろうか。

 あらためて語るまでもないことだが、現在、山口組は二つに分かれ、全国でしのぎを削りあっている。だが、九州では、もっと事情の入り組んだ、複雑な戦いが繰り広げられてしまっているような気がしてならない。




(取材/文 R-ZONE関西取材班)