>  > 菱のカーテンの向こう側106「六代目山口組二代目伊豆組~有力傘下組織の相次ぐ離脱で揺れ動く九州の雄」
日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

菱のカーテンの向こう側106「六代目山口組二代目伊豆組~有力傘下組織の相次ぐ離脱で揺れ動く九州の雄」

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写真はイメージです


 先日、浪川会村神一家との衝突に終止符を打った六代目山口組 二代目伊豆組 四代目原田組。その上部団体になる二代目伊豆組(福岡県福岡市)にまたしても激震が走った。

 伊豆組で本部長職にあった二代目源心会会長で三代目源心会総裁(丹羽 貴弘会長)の高橋 淳二氏が、14日に伊豆組からの離脱を表明したのだという。

 つい先日も、渉外委員長の職にあった香月 洋輔会長(香竜会)が離脱し、一本の道を選んだばかりである。なお香竜会は、九州随一の繁華街・中洲に縄張りを持つ、伊豆組の中でも有力組織であったという。

 六代目山口組舎弟頭 伊豆組。六代目山口組内でもNo,3に位置づけられる名門組織でいま、何が起きているのか。我々取材班は、その裏側に迫った。

「川上若頭と原田組に対する不満やないか」

 こう口にしたのは、ある関係者であった。

「ワシらが耳にした話では、高橋本部長は指を千切って持っていたようやが、その時に川上若頭と原田組に対する不満を口にしたんやないか、と噂になっている」

 この関係者によれば、伊豆組最大派閥がこの四代目原田組で、伊豆組若頭 川上 正紀氏は三代目原田組の会長を務めた後に、四代目体制では総裁職に就任しているという。

「高橋本部長は、先に離脱した香月氏と親しく、香月氏が離脱した後も、帰ってくるように説得に当たっていたらしい」(関係者)

 それが、どういう経緯をたどったのかは不明だが、その高橋本部長までまさかの離脱を表明することになってしまったというのだ。

 この高橋本部長とは一体どういう人物なのか。さらに話を聞いた。

「抗争でもジギリ(組織のために体をかけること。とくに抗争での殺人事件を指すことが多い)をかけており、将来は川上若頭とともに伊豆組を背負って立つ人材と言われていた。その証拠に川上若頭同様、率いた組織を後進に譲り、総裁職に就いている。

 また、高橋本部長の若い衆には、のりピーの弟がいることでも有名だった」(関係者)

 酒井法子さんの実父が、初代伊豆組舎弟 酒井組組長だった縁で、実子である法子さんの弟も伊豆組が深かったようである。

 ほかにも、先日銃刀法違反で逮捕された、六代目山口組 二代目竹中組(兵庫県姫路市)安東美樹組長の『出先の舎弟』との情報もあった。

 ただし、どの関係者の弁にも、離脱組が神戸山口組に合流するという話はなかった。

 だが、離脱組はどこも実力を備えた組織であるため、場合によっては、状況を左右するほどの一大勢力になり得る可能性は十分秘めている。

 夏から続く中洲の地殻変動は、10月に入ったというのにまだまだ収まるところを知らない。




(取材/文 R-ZONE関西取材班)