>  > 菱のカーテンの向こう側104「和歌山県で山健組直参組長が死亡する事件が発生」
日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

菱のカーテンの向こう側104「和歌山県で山健組直参組長が死亡する事件が発生」

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熊野本宮大社(和歌山県田辺市)


神戸山口組傘下団体の会長、男らに殴られ死亡
(前略)9日午前1時ごろ、和歌山市内の路上で「男らが怒声をあげてもめている」と近くの住民から110番通報がありました。警察が駆けつけたところ、指定暴力団・神戸山口組傘下団体・紀州連合会の松下功会長(50)が顔などを殴られ、路上にあおむけの状態で倒れていて、病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。警察によりますと、松下会長は知人ら3人と飲食店にいたところ、店に入ってきた5、6人の男らと口論になり、その後、店の外で殴り合いになったということです。(後略)
TBS news"i" 09日11:32 (リンク

「事件が起きればすぐに待機がかかるのか、とか、報復に出るのかとかカタギさんは言うが、今の世の中そんな簡単なものではない」

 神戸山口組系の幹部は、和歌山県で起きた四代目山健組系列の会長が暴行の末に亡くなった直後、我々の取材に対して、このように口を開いた。

 亡くなったのは、四代目山健組直参五代目紀州連合会(和歌山県田辺市)松下功会長。関係者の話によれば、四代目倉本組(和歌山県和歌山市)津田力組長夫人と近い飲食店に松下会長らが訪れ、騒ぎとなったという。

 別の関係者は、このように話す。

「松下会長らが、どうも津田組長らを呼ぶように店側に要求したのではないか。そこに訪れた倉本組組員らと乱闘になったのではないか」

 また、この関係者によれば、事件より以前から、倉本組関係者と別の神戸山口組関係者がトラブルを起こしていた、という話もあるらしい。

 もしかしたら、それが今回の悲劇の伏線になっていたのであろうか。

 以前、神戸山口組では、「今後、弘道会以外の六代目サイドとは、付き合いをしても良い」という通達事項が出されたのではと言われていた。

 だが、今回の加害者は、その弘道会ではない。このことが今後どのように影響していくのだろうか。

 静か過ぎる沈黙が、様々な憶測を呼んでいる。


 一方、京都では、六代目山口組 高山清司若頭の後見を白紙にする意思を見せたと言われている会津小鉄会に使者が訪れたという。

 その使者となったのが中野寿城 弘道会若頭らと言われている。

「他団体にこうして抗議に出かければ、逆に頑なになるものだ。抗議を受けてから意向を撤回すれば、その組織の面子がなくなってしまうからだ」(捜査関係者)

 確かに後見を受けていたとはいえ、会津小鉄会は正真正銘の独立団体。会の方針について、他団体から干渉を受けたくはないはずだ。場合によっては些細なことからでも大きな間違いへと発展しかねない。

 他団体にも、大きな影響を及ぼしている山口組分裂劇。新たな動きが起きる可能性もあるのだろうか。




(取材/文 R-ZONE関西取材班)


このコーナー「菱のカーテンの向こう側」では連載100回を記念して新企画が現在進行中です。詳細は近日発表予定。ご期待ください。