>  >  > 元、関東連合幹部工藤明男の時事評論「博多中洲で発生した浪川会と六代目山口組のトラブルがついに最終局面へ」
工藤明男コラム

元、関東連合幹部工藤明男の時事評論「博多中洲で発生した浪川会と六代目山口組のトラブルがついに最終局面へ」

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写真はイメージです


 この夏、福岡県博多区中洲で偶発的に起きた暴力団同士のトラブルは、一方の当事者が浪川会M一家総長、そしてもう一方の当事者が六代目山口組有力団体の下部組織だったということで、もつれにもつれてしまった──ということはすでに報道などでもご存知のことかと思います。

 実際、両者の言い分には折り合いがつかず、指は飛ぶわ、派手なデモンストレーションは起きるわ、逮捕者は出るわで、捜査当局の素早い対応がなければどうなっていたか分からなかったほどの混乱ぶりだったと言われています。

 そして、M一家総長の逮捕後、表立っては中洲の繁華街にも平穏が訪れた感があったといいますが、それはあくまで表面上の話。水面下ではM一家の猛烈な怒りが、現場を取り仕切っていた六代目山口組有力団体の下部組織H組の副組長に向けられたのだといいます。

 結局、その副組長はH組から破門されることになるのですが、このたび、さらにH組のもう一人の副組長までも絶縁されたという情報を当局がキャッチしたそうです。

 この絶縁された副組長こそが、M一家総長に暴行を加えた当事者で、トラブル発生当初、M一家サイドは、この副組長に何らかのケジメをつけようとした動きがあったといいます。

 その後、この件(M一家総長に暴行を加えた件)で逮捕、起訴されるのですが、先日、どうも執行猶予をもらって釈放されていたようなのです。

 その副組長に対して、H組が下した絶縁という処分。

 絶縁とは、ヤクザ社会の死刑宣告だと言うそうですから、もしかしたらこの処分をもって、両者が和解する可能性もでてきたのではないでしょうか。

 それにしても、たった一回のトラブルで2人の副組長を切ることになってしまったH組、そして総長を逮捕されてしまったM一家。両組織にとっては、かなり手痛いトラブルになってしまったことは確かでしょう。