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ヤバすぎるアンダーグラウンドエッセイ from 東北

元四次団体組長・張恭市の「喜多方の帝王、刑務所時代をまたまた振り返る」

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とある大手暴力団(日本でいちばん有名なあそこですね)からスッパリと足を洗い、現在は被災地復興のため日々汗を流す「喜多方の帝王」こと張 恭市。そんな福島在住の張が被災地の現況から刑務所の実態まで、ヤバすぎるリアルな話を大いに語り尽くします!


懲役たちに人気No,1のテレビ番組とは?


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イラスト/筆者


 刑務所内での収容生活中、一番の娯楽といえば、やはりテレビではないだろうか?

 塀の中に隔離されて、世間の情報は一切遮断されている懲役たちにとって、リアルタイムで世間のニュースを知り得るテレビは、まさに魔法の四角い箱のようなもの。お笑い番組を観て爆笑し、音楽番組を観て娑婆にいた時の事を思い出したり、大切な人の事を思い出したり。

 塀の中でテレビとは、それだけ貴重であり、重宝されていた。

 施設ごとに視聴できる時間はまちまちだけれど、初犯刑務所の山形刑務所に務めていた時は、平日は午後6時15分から就寝前の午後9時までテレビを視聴することができて、自由にチャンネルを変えることができた。

 好きな番組を自由に観られる刑務所というのは実にまれで、たいていは官の方で指定された番組しか観られない施設のほうが多い。そんな中で、この山形刑務所での処遇はかなり緩いものだった(チャンネルを争ってのケンカの事犯がたえず、他の施設では収容されている懲役たちに定期的に見たいテレビのリクエストを取り、その結果に合わせた番組を官側で見せる方式が大半なのだ)

 そんな刑務所の中で、懲役たちに絶大な人気を誇る番組があった