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工藤明男コラム

元関東連合幹部・工藤明男の時事評論「司組長の秘書逮捕報道に見る山口組内部の変化」

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写真はイメージです


 警視庁の十八番(おはこ)でもある詐欺容疑(暴力団員であることを隠して銀行口座を開設しようとしたという罪)で、弘道会組員の後藤茂夫組員が逮捕されました。

 関係者の話では、後藤というよりも原田という通称で知られているらしく、なんでもその原田茂夫組員は六代目山口組 司忍組長が弘道会の会長時代からの秘書をつとめている人だったそうです。

 まさに側近中の側近といったところでしょう。

 それだけに、警察当局はずいぶん前から、後藤(原田)組員の身辺を洗い、微罪でもなんでも構わないので逮捕したがっていたと聞きます。

 ところでこの通称。暴力団業界では渡世名と呼ばれているそうですが、僕が聞いた話では、六代目山口組体制発足(2005~)以降、プラチナ(=直系組長)以外は使用するのを禁じられたとのことだったのですが、そうでもなかったみたいですね。

 というか、六代目山口組体制発足前から名乗っていた人は、そのままでもお咎めなしということなのかもしれませんが。

 この六代目山口組体制発足時には、ほかにもいろいろ新たな決まり事が下部組織に伝達されたそうで、たとえば、『四次団体までしか組織名乗りをしてはいけなくなった』というのも、その時に伝達された決まり事だったといいます。

 要するに、山口組五次団体組長、六次団体組長なんていう存在は、総本部では認知していない、ということですね。

 あとは、掛け合い(威圧的な交渉事)も、『一回に参加できるのは3名まで』『夜8時以降の掛け合いはしてはならない』という決まりができたと聞きます。

 それから、破門状とか絶縁状といった回状も、五代目時代までは赤字もあったらしいのですが、六代目体制になってからは、たとえ絶縁処分であったとしても赤文字は使用してはならなくなったと聞いていました。

 でも、それも変更になって、分裂後は赤字の絶縁状も発行されるようになったみたいです。

 暴力団社会に限ったことではないですが、一般社会においても、組織というものは、時代情勢にあわせて柔軟に変更していかなければならないものですし、とくに現在なんて2つに分かれて抗争状態にある山口組ですから、これからも前例のない変化なんていくらでも出てくるんでしょうね。


【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。


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