>  > 現代のワンダーランドはサンシャイン60の裏手にあった! 東池袋の共同運営実験スペース『りべるたん』
ヘイトスピーチハンター改め包丁おじさんのマブダチ山口祐二郎のひとりごと

現代のワンダーランドはサンシャイン60の裏手にあった! 東池袋の共同運営実験スペース『りべるたん』

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大都会、東京都豊島区池袋。平日、休日に関わらず、たくさんの人出で賑わっている。そんな、サンシャインシティビルから徒歩でも10分程度で行ける東京メトロ有楽町線の東池袋駅近くに、共同運営実験スペース『りべるたん』はある。見た目は普通の2階建ての1軒家だが、中に入ると驚愕の異世界が広がるのだ。今回は(私も最近はあまり関われていないのだが)、東池袋のワンダーランドりべるたんを紹介しよう。(文=山口祐二郎)


共同運営実験スペース『りべるたん』とは?


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りべるたん公式サイトより

 りべるたんとは、まあ、簡単にいうと、シェアルームみたいなもんだ(違ったら悪い)。さまざまな人間が出入りをし、住んでいる空間だ。しかし、よくあるシェアルームとは違う。

 りべるたんは3つの目的を掲げている。自主生存異文化交流文化発信である。この3つについて簡単に説明させて頂きたい。

 自主生存は、自分たちのための場所は自分たちでつくるということだろう。異文化交流は、偏見を持たず多種多様な人間が交流するということ。文化発信は、新たな価値観を発信していくことだろう。たぶんそうである。

 不景気だし仕事はあまりない。たとえ働けても、満足に稼げる人は少なく、生活は苦しい。国も会社も頼れないような時代の中で、りべるたんは新たな人間の生き方を実験しているのだ。
 

チャリ銭しか持ってなくとも泊まれます


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りべるたん公式サイトより

 りべるたんにはぜひ貧乏人が来てほしい。来訪、見学に料金はかからないし、宿泊もできる宿泊の際は700円のカンパをいただけると幸いである)。漫画喫茶より全然安い。風呂、シャワーも完備。また、月の半分以上、寝泊まりする居住者の場合は月2万円~住むことができるという(最低3ヶ月以上支払う意思があることが前提らしい)。超リーズナブルだ。さらには生活困窮の申請をし、許可された方は無料である。なんと素晴らしい空間なのだ。

 現在、私は運営に関わっているのか関わっていないのかよく分からない立場なのであるが、確か、条件を満たせば運営者になることもできるはずだ。人間、家がないと本当に大変だ。そういった場を提供できる側になるのは良いことだろう。

 りべるたんに行けば面白い人々がいて出会いがあり、一緒に飯を食って酒を飲んだり、話をして意見交換もできる。単純に楽しいし、生き甲斐になったりもするのだ。

 暇だったり、貧乏人はぜひ集まれ。勿論、忙しくて金銭に余裕ある方も大歓迎だ。


初期の神楽坂りべるたん


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著者提供

 りべるたんの歴史も少しは話そう。りべるたんは最初、今の東池袋ではなく東京都新宿区神楽坂にあった。2012年に始動し、最初は本当にクソボロなビルの1部屋だった。8畳1間で、ビル全体の共同シャワー、共同トイレ。そんな中でも、多くの老若男女が集まり交流をした。鍋会をしたりして楽しく賑わっていた。なぜか裸になって酒を飲んでいる人間もいた。オナニーした後のティッシュが転がっていたり、「チンコ」と書かれた張り紙やチンコ型の粘土まで転がっていたりもした。

 オンボロなシェアルームであったが、りべるたんは順調な滑り出しをしていた。しかし、予想外の苦難に襲われることになる