>  > リアル「ウシジマくん」ワールド!! 生活保護を搾取する"貧困ビジネス現場"に潜入し見た狂気の現実
R-ZONEアンダーグラウンド通信

リアル「ウシジマくん」ワールド!! 生活保護を搾取する"貧困ビジネス現場"に潜入し見た狂気の現実

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1日の小遣いは500円、1人分のスペースは2畳、三度の食事はほとんどレトルトかインスタント......21世紀の日本でそんな生き方を「選択」している生活保護受給者たちがいる。大半は高齢者で、知的障碍がある人も珍しくない。そんな「貧困ビジネス」の実態を自ら体験、ルポ『潜入 生活保護の闇現場』(ミリオン出版)にまとめた長田龍亮(おさだ・りゅうすけ)さんに話を聞いた。


生活保護でぼろ儲け


 広義の「貧困ビジネス」とは、「貧困で困窮している者を食い物にする」ということになるのだろう。長田さんは、「ホームレスなど行き場がない人たちを勧誘して低額の施設に住まわせたうえで生活保護を受けさせて、保護費の大半をピンハネするビジネス」を取材してきた。

長田龍亮(以下、長田)「最初に取材した低額宿泊施設『ユニティー出発(たびだち)』は閉鎖されましたので、今は別のところに潜入しています。ほぼ同様のシステムですね」

 「ユニティー」とは、2002年頃から運営されていた施設で、最も多い時期でさいたま市を中心に県内外に約50カ所、約500人が入居していた。

 代表者だった和合秀典氏が14年秋に所得税法違反で逮捕、起訴され、執行猶予付きではあるが有罪判決を受けたことで閉鎖されている。この和合元代表は「高速道路を無料にしよう」と呼びかけて政治運動もしたことで、著書もある人物である。

 報道などによると、元代表は約300人をアパートに住まわせ、入居者から毎月12万円を「住居費」などとして取り上げ、約6380万円の所得税を脱税していた。

長田「当時は所得税法でしか逮捕できなかったのですが、5月末になって新しい動きが出てきました。貧困ビジネスに関連して不動産業者が業務上横領と詐欺で逮捕されたんです。報道によると、この業者はホームレスを住まわせることを『ボランティア精神』だと主張しているそうです。まあ和合さんと同じで、カネ儲け主義ではないでしょうか」