>  > 北海道警で多発する不祥事を、綾野剛・主演の衝撃話題作『日本で一番悪い奴ら』原作者元刑事が解説!
映画「日本で一番悪い奴ら」大ヒット公開中

北海道警で多発する不祥事を、綾野剛・主演の衝撃話題作『日本で一番悪い奴ら』原作者元刑事が解説!

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「これ警察が映画の宣伝してくれてるよね!?」


6月22日、北海道警は「覚醒剤密売人との共謀による供述調書捏造」などの疑い(証拠隠滅と地方公務員法違反)で、同警薬物銃器対策課の警部補(38)を逮捕したと発表しました。「密売人」も同日に逮捕されています。報道によると、警部補は以前から「捜査協力者」(いわゆるエス、スパイ)である密売人の情報で調書の捏造を繰り返し、摘発実績を上げていた「可能性」があるそうで、今回発覚したのは、「内部告発」とのこと。

「北海道警察の不祥事 国家公安委員長が謝罪」
北海道警の警察官が酒気帯び運転やうその供述調書を作成した疑いなどで相次いで逮捕されたことについて、河野国家公安委員長は、定例の記者会見で、陳謝したうえで、全国の警察でこうした不祥事が起きないよう指導していく考えを示しました。(NHK NEWS WEB 6月23日14:07より引用。リンク)

道警不祥事といえば、本日6月25日公開の衝撃の話題作『日本で一番悪い奴ら』(ニチワル、白石和彌監督) http://www.nichiwaru.com/ の原作者・稲葉圭昭さんにお聞きするしかありません!


ヤラセ捜査は「組織犯罪」



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「エスを使ってニセ調書を巻いたり(書いたり)って、オレが現役の頃にやってたのと同じじゃない。今どき流行らねえっていうか、『まだやってんの?』って感じ」
と、最初から呆れ顔の稲葉さん。

──でも映画公開のタイミングにバッチリですね。もはや道警も映画に協力してるみたいな。

稲葉「うん、6月には(道警警官による)ひき逃げや飲酒運転もあったしね。ちっともオレの事件が教訓になってないよね」

と、冗談はこのへんにして、稲葉さんが気にしておられるのは、今回の調書捏造や情報漏洩の手口は「38歳の警部補さんが思いつきでやったこと」ではないこと、だそうです。

稲葉「誰かが教えてやらせたに決まってるでしょ? つまり組織的に連綿と続いてきている。そこが問題なんです。この問題の根底にあるのは『ノルマ』なんだから。この警部補は、ひいき目に見れば、マジメに上(上司)の言うことを聞いてやりすぎちゃったのかなと。あれ、オレのことみたい?(笑)」

──報道では、警部補は以前から同じような手口を繰り返してきたそうです。

稲葉「そこが一番問題でしょう。ニセ調書などの『違法収集証拠』は裁判では証拠になりませんから、過去に逮捕されて有罪判決を受けていた人が国賠を起こすかもしれません」

──3月には、元船員のロシア人男性の再審開始が決定しました。1997年に銃刀法違反で実刑判決(懲役2年)を受けて服役しています。

稲葉「彼こそ道警の違法なおとり捜査の被害者ですよ。再審が決まってホッとしています。今回の件も、この『二の舞』にならないとも限らないね」

 もうすべてが「ニチワル」のプロモーションのようですが、なんと作品には稲葉さんもカメオ出演されているそうですから、とっても楽しみです。


(取材・文=吉原美姫)


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