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工藤明男コラム

元関東連合幹部・工藤明男の時事評論「六代目山口組高野組組長が逮捕された理由」

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写真はイメージです


 共同通信などによれば、大阪府警は14日、六代目山口組系織田組の高野永次組長を偽計業務妨害の疑いで逮捕したそうです。

「偽計業務妨害」とは聞き慣れないことばですが、具体的には「知人男性の名前と住所で、刑務所の受刑者にはがきなど9通を送り、職員に必要のない確認作業をさせて業務を妨害した疑い」で逮捕されたんだそうです。

 山口組の直系組長ともあろう人が、なぜ他人の名前ではがきを送ったのかというと、これには深い理由があるんだそうです。

 現在は監獄法が改正され、刑務所によっては親族間以外の人たちとも手紙のやりとりはもちろん、面会などもできるようになったと聞きますが、それでも名の通った親分クラスになると本名では手紙を差し止めされてしまい、本人の手元には出所時まで交付されないケースが多いようです。

 そのため、名前や住所を変えて手紙などを送り、刑務所の中にいる受刑者を励ましたりすることは誰しもがやっていることなんだそうです。

 だいたい、たった9通の手紙を刑務官の検閲官に読ませたというだけで、どれだけ刑務所の運営を妨害したというのでしょう。そもそも、検閲官は手紙を読むのが仕事なのに。

 百歩譲って、「この手紙は偽名だな、あやしいな」と思ったとしても、これまでと同様、その受刑者が出所するときに交付すればいいだけだと思うんですけど。

 あとひとつ気になったのは、偽名の手紙をどうやって高野組長の字だと判断したんでしょうか? もしかしたら、高野組長の筆跡を鑑定して逮捕したのでしょうか? そっちのほうがよっぽど手間も時間もかかっていませんかね?

 ヤクザに限らず、法を犯した人間が逮捕されるのは、当たり前のことだと思います。でも、今回のように行き過ぎた解釈を無理矢理こじつけて、逮捕までしなければならない必要が本当にあったのでしょうか。

 いくらヤクザの親分だからといって、ちょっと解せないニュースでしたね。




(文=工藤明男)




【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。


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