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工藤明男コラム

元関東連合幹部・工藤明男の時事評論「池田組若頭射殺事件の裏側で」

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写真はイメージです


 実行犯の自首だと認定して逮捕するか、虚偽の申告だとして釈放するかで岡山県警が二転三転したいう神戸山口組池田組高木若頭射殺事件の山本容疑者でしたが、結論から言う当初の報道通り「射殺事件で逮捕」となりましたね。

 ただ、そのあとに今度は、この件を指揮したとして、三代目高山組で若頭をされていた石原さんという方まで出頭されたことで、さらに物議を醸し出しているようです。

 しかも、石原さんの肩書きが「三代目高山組若頭」ではなく、「四代目高山組組長」だったことが捜査関係者にショックを与えたのだとか。なんでも捜査当局が弘道会の人事を把握できていなかったというんですね。

 この石原さんですが、分裂後、三代目高山組の南正毅組長が2015年10月19日、暴力行為等処罰法違反(器物損壊)の疑いで逮捕されてからも勢力的に動いていたらしく、一時は、弘道会の別の二次団体を継承するのでは、と関係者の人たちも見ていたようです。

 しかし、蓋を開けてみたら弘道会の本流、高山組の四代目を継承し、今回の事件も一身に責任を負って幕引きをはかろうとされているように見えます。

 これは、雲の上の方の意向が存分に働いたのではないか、と言われています。

 そして、三代目の南組長はどうなったかですが、どうも僕の知人の話では、「石原さんが継承するだろうと言われていた椅子に座るのではないか」と言われており、渡世からの引退などはないようです。

 こちらは、違う雲の上の方の意向ではないかと囁かれています。かなり複雑ですよね。

 こんな大事件が起きてしまったことで、吹き飛んでしまったかと思いきや。それでも根強く流れている再合併説。

 ただ、一方の雲の上の方サイドは合併に対して難色を示していると言われていますし、神戸山口組サイドには、ご存知の通り若きカリスマがいますよね。こんな事件があってその人が黙っているとは到底考えられません。

 まあ噂話はともかく、やはりサミット後に事態が動き出してしまった、恐れていたことが実際に起こってしまった、という感じです。




(文=工藤明男)




【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。