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歌舞伎町事件簿

JK出会い喫茶『制服相席屋』摘発は歌舞伎町にある自浄作用の結果だった

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未成年の少女に男性客を接客させたとして、歌舞伎町の『制服相席屋』が摘発された。現場は風俗店の密集地帯であり、その行状は同業者にもかなり目立つものだったという。摘発に至るまでの経緯を歌舞伎町の住人たちに聞いた。


捕まるのは時間の問題だった


 「まぁ、捕まるのは時間の問題だと思っていたよ。このビルの中で制服を着た女の子がウロウロしていたから、おかしいと思ってたんだよ」

 そのように語るのは、先日、摘発された『制服相席屋』が入っていた雑居ビルの住人である。
 事件を振りかえると、男性客に女性を紹介するコミュニケーションルーム『制服相席屋』(新宿区歌舞伎町)を営み、6月18日午後4時ごろ。17歳の少女2人をそれぞれ男性客に接客させたとして警視庁少年育成課は風営法違反容疑で、店長の大塚光雄容疑者(35)を逮捕。同課によると容疑を認めている。

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舞台となった歌舞伎町の風俗ビルエリア

 『制服相席屋』とは制服姿の少女ら個室内で"相席"をして、会話したり食事したりすることを売りにしていた出会い系の店だ。

しかし、実際は猥褻行為が横行していたという。"裏オプション"と呼ばれ、少女らが数万円を受け取り、同ビル内の別フロアにあった通称「ヤリ部屋」と呼ばれる部屋で猥褻な行為を行っていたようだ。

 ちなみに、少女たちは建前上は客であり、利用者の男性同様の扱いであった。大塚容疑者自身も「客という名目にすれば取り締まられないと思った」と話している。

 さて、この逮捕であるが、たしかに『制服相席屋』はホームページを開設して営業をおこなっていた(現在、公式サイトは閉鎖)。
 

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現在は閉鎖されているホームページ

 しかし、それではグレー気味ではあったものの、決定的証拠とまではいかない。
 それでも今回の立件に至ったのは近隣住民のリークであるというのが、もっぱらの噂だ。

 実は『制服相席屋』の営業開始は、住民いわく「今年に入ってから...2月とか、3月とかかな?」と、つい最近のことであり、一部のマニアの間で注目を集め始めたところだったという。

 しかし、この営業開始前にも同じスタッフ、同じ内容、同じビルの別フロアで『新宿ミルクレープ』という別名義の店を2015年8月から営業していたという。

 この店もコミュニケーションルームであり、制服を着用したJKと思われる少女たちが店舗と別フロアのヤリ部屋を行き来していたという。

 システムは、かつての利用者によれば基本料金は30分で9,000円。この金額で個室内で3人の少女と代わる代わるコミュニケーションという名の交渉をして合意すればヤリ部屋に移る......。という流れだが、交渉成立金額は個人によって異なり、数万円ほどだったという。

 しかし、この『新宿ミルクレープ』は今年の1月24日に突如閉店。その後、フロアを移して営業が始まったのが『制服相席屋』である。利用者いわく、パーテーションなどの店内の設備は、前身店のものを流用している個所が多かったという。

 「そして、『制服相席屋』になってから、少女がウロウロしているのと、店に入るのを待っているお客が店前でたむろしていて、マナー等が問題視されていたんです。とくに、女子高生がビルのエントランスを出入りしていると......印象的に困るし、迷惑でしたね」

と語るのは、同ビル内にデリバリーヘルスの事務所を構えているAさんだ。

 実は同ビルには数多くの正規の風俗店の事務所がある。もちろん、許可を取っての営業なので、やましいことは一つもない。しかし、女子高生が出入りすることで警察に目を付けられたら、あまり心地良いものではないのは明白だ。

 また、ヤリ部屋から漏れてくる声や、出入りする女子高生たちのマナーも、ビル住人の間で問題視されていたという。

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逮捕直後は警察の出入りで騒然となっていたそうだが、現在はひっそりとしている

 「前の店は約半年で"移転"して難を逃れました。おそらく、『制服相席屋』もヤバくなりそうな直前にビル内で再び移転を狙っていたのではないですかね? それを阻止するべく住人の誰か、とくに風俗関係者がリークしたのでは? っていう噂です」

 その理由は、『制服相席屋』は裏風俗そのものであり、表でまっとうに営業をしている店にとっては敵でしかない。その見せしめ的にリークしたという説があるが、そうであれば歌舞伎町独自の自浄作用の効果ともいえるのではないだろうか。



(取材/文=安野雲)