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3・27「THE OUTSIDER 39」@ディファ有明 全24戦完全レビュー(第24試合メインイベント)

THE OUTSIDER39~リポートPart.1「注目の朝倉未来が敗退の衝撃...? そして後日、裁定が覆る!」

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 格闘王・前田日明が主催する格闘技イベント「THE OUTSIDER 第39戦」が、3月27日にディファ有明(東京都江東区)で開催された。
 2016年最初の大会となったこの日には初参戦選手の姿も数多く見受けられたが、その中でも今後のOUTSIDERを引っ張っていくであろう「朝倉兄弟」の兄、朝倉未来選手の「65~70kgタイトルマッチ」は最注目の試合である。しかも、チャレンジャー・Ryo選手は前田代表曰く「OUTSIDER内で最後の関門と言える相手」。
 聞くところによると、前田代表直伝のトレーニング法を実践しているというRyo選手。その努力が結実するのか、それとも朝倉兄が孤高の存在として挑戦者を一蹴するか? 熱闘となったこの一戦、そして波乱の結末について今回はリポートしたい。
Watch out! Here Comes Trouble. (取材/文=寺西ジャジューカ)


試合直前インタビュー

 R-ZONEが"最注目選手"として気にかけ続けている朝倉未来選手が、出番前の控室でウォーミングアップ(ミット打ちなど)に取り組んでいる。邪魔にならないよう、良きタイミングで今回の一戦にかける意気込みを伺った。

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──今回はRyo選手との試合に向けて、どのような練習を?

朝倉未来(以下、朝倉) 特に変わったことはやってないです。ただ、Ryo選手の試合の動画を観て色々クセを掴んだので、それに合わせるカウンターの練習とかはしましたけど、別にそのくらいで、いつもと変わらない練習です。

──試合前は必ず200通りくらいの試合を想定されるとのことですが、それは今回も?

朝倉 まぁ、今回も200通りくらいは(頭のなかで)試合しましたけど、一応。色んなパターンで。

──相手となるRyo選手とは朝倉選手にとっても知らぬ間柄ではないと思うのですが、どういう印象を持っていらっしゃいますか?

朝倉 OUTSIDERの中では頭一つ抜けた存在だと思ってます。目指してるところが高いというか、「海外へ行きたい」と言ってたと思うんで。僕らはOUTSIDERに所属してるんで、OUTSIDERというイベントの価値を上げてくれるという意味では仲間意識はありますけど、今回は試合を組まれたので、そういう感情は無しにして僕が勝ちたいと思います。負けちゃいけない相手なんで。

──昨年末のOUTSIDER(大田区総合体育館大会)で組まれた「ROAD FC」との対抗戦では、弟の海選手とRyo選手が同じチームとなり合宿を張っていましたが、海選手からRyo選手の情報は入っていますか?

朝倉 あんまり聞いてないですね。僕、別に聞かなくても分析力に自信あるんで、試合観ればだいたい手に取るように。

──他誌のインタビューで「OUTSIDERで敵がいない」「誰と当たってもそんなにモチベーションが上がらない」という朝倉選手の発言を拝見しましたが......

朝倉 今回の相手が、最後の残された一人かなって。今日の試合で勝てば、客観的に見ても相手はいないんじゃないかなと思います。

──頭で200通りくらいの試合をイメージされるとのことですが、今回はどのような試合をイメージされましたか?

朝倉 自分の不利な環境もイメージしてみたり、予想以上の行動をしてくるかもしれないんで相手を強く見積もってイメージしてみたり。

──相手が予想の上を来るか、楽しみですか?

朝倉 上を来たら、どうなるんでしょうね? 今のところないんですが、そういう時は「ヤバイ」って思う時だと思うんですね。毎回、試合はデジャヴみたいなんですよ。イメージが鮮明すぎて。昔から特殊能力みたいな感じなんですけど、空間的な想像がリアルにできちゃうから。入場してリングに立ち、向かい合う相手の表情が......って、全部想像しちゃうんですよ。

──そこまでシミュレーションしてるんですか!

朝倉 だから試合であまり緊張しないのは、「あれ、何回目だ? 同じ光景を見たことあるぞ」って、そんな感じなんですよ。

──じゃあ、予知夢のような形で本番が展開されていく?

朝倉 そうですね。予知夢みたいですね。

──ちなみにコンディションは、いかがでしょうか?

朝倉 左足の靭帯が伸びてて、コンディション的には最悪です。2週間前にはぎっくり腰をやって痛み止めの注射を打ってるんですけど、別にイイっすよ。スタイル的に、足首狙ってくることはわかっているので。


 一方、相手を務めるRyo選手は、前田日明直伝のトレーニング「MAT(マエダ・アキラ・トレーニングの略)」に取り組んでいるそう。その上、前田代表からは食べ物や飲み物のアドバイスを直接メールで授かっているという。

 つまりは「200通りのシミュレーション」vs「前田日明直伝のトレーニング」とも呼べるだろうか。今回のタイトルマッチがどのような展開になったか、以下にリポートしたい。