>  > 解散騒動直前の「さんま&SMAP」X'mas特番の裏側に隠された地獄の真実とは!?
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解散騒動直前の「さんま&SMAP」X'mas特番の裏側に隠された地獄の真実とは!?

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「痛快!明石家電視台」公式サイトより(リンク


あのさんまでさえ「辛かった」


 SMAP解散騒動で日本列島が揺れてから、早いもので数ヶ月が経過しようとしている。1月18日の「SMAP×SMAP」(フジテレビ)番組冒頭で生謝罪会見を行い、表面上はケリをつけた訳だが、当然ながらそれ以降もネットでは様々な情報が飛び交ってきた。

 とくに生謝罪会見についてはファンのみならず多くの国民が憤りや矛盾を感じ、BPO(放送倫理・番組向上機構)には「パワハラだ」と数千件もの意見が寄せられたという。

 ジャニーズ事務所に配慮してか多くの芸能人が口をつぐむ中、SMAPと親交のある明石家さんまが、3月28日深夜に放送された「痛快!明石家電視台」(毎日放送)で、自らがその目で目撃した解散騒動の真相をあかし、「辛かった」とその心情を吐露している。

 とくに、例年クリスマス近くに日テレで放送されるさんまとsmapのバラエティ特番の2015年バージョン「さんま&SMAP!美女と野獣のX'mas 2015」(2015年12月22日放送)においては、グループ内の雰囲気が最悪だったという。

 もともとこの番組は、SMAPメンバー同士の掛け合いというよりも、さんまを介してトークテーマを掘り下げていくような構成なのだが、この時はさんま曰く「誰の話にも、誰も参加してないから」と地獄のような盛り下がりだったと苦笑い、それでも本番はまだカメラが回っていたからまだ空気が保てていたが、CM中は最悪の雰囲気だったという。

 また「日テレの上は(解散騒動)を知ってたと思う」とチクリ。視聴率を優先し、出演者の感情をかえりみないテレビ局の姿勢にも珍しくまじめに苦言を呈している。

 確かにSMAPは国民的グループであり、グループだけではなく一人ひとりがそれぞれの個性を発揮して、芸能界の中で幅広く活躍している印象がある。それは個々が目指す目標のためでもあるだろうし、プロ意識の成せる業ともいえるだろう。

 しかし、解散の危機がピークに達した去年の年末には、さすがにプロ意識よりも個人の感情が優先したらしい。長く頂点に君臨してきたSMAPといえども、仮面をつけて演じ切ることは出来なかった。

 そのせいなのだろうか、3月7日の「SMAP×SMAP」内のコーナー"ビストロSMAP"に、No,1リアクション芸人出川哲郎が出演した時のファンの反応は印象的だった。

 ファンでさえあんなに大笑いしているメンバーを見るのは、恐らく数ヶ月振りの出来事だったのだ。このことに鋭く反応し、出川に対して感謝の意見が続出したのだと思われる。

 裏を返せば、例え謝罪会見を開いて騒動を収めたようにみえても、ファンの中では今でもくすぶっている思いが確実にあり、だからこそ心配し、心配しているからこそ今までなら単に笑って済ませられた番組内容であっても、本当に一喜一憂しているのだ。

 つまり、ファンに、いや国民にそこまで心配をかけてしまうのがSMAPという存在なのである。厳しいことを言うようだが、たとえ騒動の直前の最悪な時期であっても、SMAPだけは周囲に不仲の気配を感じさせてはいけないのだ。

「痛快!明石家電視台」では、そのほかに「SMAP×SMAP」の生謝罪会見についても「あの会見いらん!」と批判、「いろんな噂流れてましたが、嘘ですよ。僕ら5人仲良くやっていきます」と嘘でもいいから言っておけばよかったとの考え方を示し、番組を締めくくっている。テレビのことを知り尽くしたさんまの指摘は重い。

 世の中は、いつでも真実が全てなのではない。本当のことは別にあるのだが、それを全ての人に話さなければならない訳でもない。しかし、話さなければ納得してもらえないこともある。そして、大きな力に飲み込まれるのではなく、小さな力が終結して大きな力を覆すことだってある。

 芸能事務所と、そこに所属する芸能人の関係について汚い部分をまざまざと見せつけてくれた今回の騒動に、ある意味感謝すると共に、芸能人であっても一人の人間として尊重されるような芸能社会をつくり上げていくきっかけとなることに期待せずにはいられない。

 それにしても、最悪なのは解散騒動について承知しておきながらあの過酷な番組をやり通したテレビ局である。テレビ局というのは、どこまで最低になり下がれるのだろうか。日本テレビと藤のの、まるでお互い下の下を競い合っているようで、傍からみていると非常に滑稽である。


(文=生類憐みの令)