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嵐のチケット「顔認証」導入にみられる最近の転売事情

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ジャニーズ事務所は23日、サンドーム福井(福井県越前市)からはじまる人気アイドルグループ「嵐」の全国ツアーにおいて、事務所側は入場時に顔認証で本人確認すると発表、ファンの間で衝撃が走っています。


定価1万円のチケットが約40万円に高騰!?


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写真はイメージです

 以前からトラブルが続出していたチケットの高額転売問題の対策として、ジャニーズ事務所では人気アイドルグループ「嵐」のコンサートの入場時に「顔認証」を導入、ファンの中で動揺がひろがっている。

 そもそも嵐のチケットは入手の困難さで有名で、190万人いるといわれるファンクラブ内での抽選を引き当てることで、やっと購入できるというシロモノ。当然、どうしてもチケットがほしいファンは、自分の知人や親戚などの名義を使い、複数のファンクラブ会員になっている(ちなみに一人、入会金1000円+年会費4000円が必要)のだが、今回のツアーからは、チケットを申し込んだ人間と当日、コンサート会場にいる人間の顔が一致しない限り、購入したチケットは無効となってしまうというのである。

 要するにこれは、チケット申し込み時から顔写真の情報を送り、コンサート入場時に「顔認証」を確認されるということ。これには「今までよりも嵐のチケットが買えなくなる!」と悲しむファンもいれば、「正規のファンばかりになるので、チケットが当たりやすくなる!」と喜ぶファンもいて、悲喜こもごもなのだとか。


だって欲しい人は買うんだもの


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オークションサイトでは、ふるさと納税の特典金券が売買されている(画像の一部を修整しています)

 定価1万円のチケットが、チケット交換サイトなどでは約40万円ほどに高騰してしまう大きな要因としては「転売屋」の存在が大きい。何人分ものファンクラブ会費を払い続けても、チケットさえ入手できてしまえば高額ですぐに転売することは可能だし、チケット以外でもファンクラブ特典グッズなどもオークションに出品することができる。これらの手口は嵐のコンサートチケットだけでなく、アニメ終了後もブームが続く「おそ松さん」などでも同様で、限定無料配布されたグッズなどを小遣い稼ぎ感覚でプチ「転売屋」をやっている人も多い。

 さらに、この高額転売は、ふるさと納税の特典(ふるさと納税へのお返し)でも問題になっており、地方自治の納税競争激化のために特典に商品券や家電をつける自治体も増えるなか、転売目的でふるさと納税をする人も急増。総務省は全国の自治体に拘束力はないものの、お金に換えやすい商品券や家電などを贈らないように文書で要請しているとのこと。転売対策で頭を悩ませているのはジャニーズ事務所も国も一緒!?

 基本、チケット転売目的だと"ダフ屋行為"として迷惑防止条例に違反するものの、「チケット買ったけど、行けなくなっちゃった!」とか「ふるさと納税の特典の家電、もう家にあるからなぁ」ということでネットオークションに出品し高値で売買できても、元々転売目的じゃなければ、罪にはならないそうな。やれやれだぜ(承太郎風に)


(取材/文 おつまみ昆布)