>  > <工場潜入>円高是正・国家間緊張で「オナホール」の品質がアップする!?<後編>
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<工場潜入>円高是正・国家間緊張で「オナホール」の品質がアップする!?<後編>

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前回、アダルトグッズの王様「オナホール」の文化には動きがあり、それは「安く品質はそれなり」という中国産から、「価格は高くなるが、高品質を追求した純国産」に変えていこう、というものだった。という話をした。

前編についてはこちらから

円高是正・国家間緊張で「オナホール」の品質がアップする!?<前編>

 去年終わり~今年に入ってから、それまで中国産がほとんどだった、という状況から、円高是正によるスケールメリット低下、国家間緊張により中国の工場労働者が日本製品へ攻撃的になり始めたこと等から、中国ばなれが起き、日本の地方工場のプラスチック工場が、世間の目から隠れて、オナホールを作るようになっているのである。
 今回は、その実態について取材したものを書いていこう。

潜入日本のオナホ工場

 その工場があったのは、西関東の人口は5万人もいない小さな市、その奥にある山への入り口の水も空気も清らかな場所だ。畑が広がる風景の中、その「国産オナホ工場」はあった――しかし、最新のアダルトグッズの工場、という言葉のイメージからは遠い、トタンが外壁に貼られた、昭和時代からあるのだろうと思われるくすんだ建物で、こちらが生産場所。そしてそこによりそうにように、こちらは最近できたのであろう、プレハブの建物が仕上げ場所だった。

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 その中で繰り広げられているのも、ほとんどが手作業だ。工場の中に入ると、ストーブでプラスチックが溶けたような匂いで充満していて、慣れていない記者では、五分といられないような場所で、マスクは必須だ。

 オナホールは、9割がオイル、それをポリマーによって結びつけることでできるのだそうだ。アイテムごとに用意された型に、それに合わせた調合をし、加熱して液状化したオイルとポリマーの混合物を入れ、冷やすことで固めて、脱型し、それを経験を積み重ねた、いわば「オナホール職人」が形を整える。

 工場に大量にオナホールが詰まれているのは、なんともシュールな光景だった。

仕上げは若い女の子!?

 混合物を型に入れ、それを取り出すことまでは、男の熟練した職人がやるが、その後、ホコリや汚れを取り払い、最終的に形を整え、丁寧にパウダーを吹いて磨く、という工程を担当しているのは、プレハブの作業場の中にいる、なんと女性工員だった。

 しかもそれを、地元の高校を出たばかりではないだろうか、と思うような、可愛らしい子が、その時は四人でやっていた。

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 しかし、職に貴賎はないといっても、こんな子たちがオナホールの仕上げをしているとは......と、むしろこれを売りにした方が、売上が伸びるのではないか、と思ったくらいである。

 なにか、こういうの作っていて、変な気しませんか? と尋ねてみると、無邪気な笑顔と共に「え、そうですか? 変ですか? もうなれちゃってるんで」と答えが帰ってきた。

 実際、出来上がったものは、一般的に知られているものよりも、触った瞬間密度がまったく違うのが感じられ、ずっしりとした手応えで、手触りもきめ細かい。しかも、使用後は、洗ってベビーパウダーを叩いておく、という手入れをしておけば、100回使っても壊れたりすることはないという。値段は、同クラスの商品と比べると、3割ほど高くなるそうだが、確かにモノのクオリティがまったく違うのは間違いない。

丹精込めて育てた?オナホ

 はじめに予想したような、ハイテクが駆使された工場ではなかったが、職人たちによる、魂の手作りで、国産オナホはできていたのだった。
 日本は、モノづくりをアウトソーシングしてしまい、結果、モノを作る力を落としてきた、という面があるのは間違いないだろう。

 しかし、日本のものづくりの魂は、オナホールの世界で生きていて、そしてその高品質でもって、新しい流れを作ろうとしている。
 安いオナホでも十分気持ちはいいものだが、今後、オナホールを買う時には、メイド・イン・ジャパンかどうかを確認してそれを試してみる、というのは今、お勧めなのである。




(文・取材=アダルト情報ライターS)