>  > 従業員に残業を強いて訴えられた大手企業のことを零細企業オヤジ社長はどう見たか?
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

従業員に残業を強いて訴えられた大手企業のことを零細企業オヤジ社長はどう見たか?

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従業員に3ヶ月で最長415時間の残業をさせたとして、大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の役員、店長ら8人が労働基準法違反(長時間労働)の疑いで東京地検に書類送検されました。ドン・キホーテでは「処分を厳粛に受け止め、労働環境の改善に取り組んで参ります」とコメントしています。


嫌なら辞めるという考え方はもう古いのか?


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写真はイメージです

 さすがは大手。たかだか415時間の残業を問題視されるのだから、社員の労わり感満載である。

 でも、"残業"ということは、だ。ちゃんと残業代は出ていたのだろう? 1日に定められた労働時間はオーバーしてしまったかも知れないが。

 ドンキの従業員の方々も、嫌なら辞める、という選択肢はなかったのか。

 私の知ってる会社など、労働時間を平気でオーバーさせといて、日当ポッキリと割り切り通している会社だってあるぞ。

 その変わり、たまに気持ち程度の微々たるウン百円の手当をつけてくれたりしてくれる。次の月には「ウン百円やから計算ややこしいし、もうええか?」とすがすがしく抜かしてくれるお粗末ぶりだけど、上手くやりくりしながら存在している。

 ここまで徹底すると、逆に訴えられないものらしい。ここの社長なんて、誰もが気にしているはずのマイナンバーなんて一切気にもかけず、口笛を吹いていたりする。

 だけど実際、このような零細企業はどこにでも存在するし、社会の受け皿の側面となっているのも確かではないのか。

 なにも労基法を違反して良し、と言っているのではない。ただ、働けるということ、そして暮らしていける場所があるということがありがたいとは思わないのか、と言いたいのだ。

 そこに囚われてばかりいてはいけないかもしれないが、今回訴えを起こした社員の方や契約社員の方たちだって、ドンキホーテに採用され就職できた時は嬉しかったはずである。

 条件が違う! 話が違う! なんて話、実社会にはいくらだって転がっている。そこに、折り合いをつけられないのなら、辞めれば良かったのではないだろうか。

 私の兄弟分など、「パクられている時が休日や!」と言いながら365日働き続け、5年で一軒家を一等地に購入したぞ。

 明らかなブラック企業ならともかく、なんでもかんでも四角四面で規制する労働局も、私はどうかと思うぞ。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。