>  >  > 山口組に言い伝えられている「高山清司若頭」伝説を工藤明男が検証する
工藤明男コラム

山口組に言い伝えられている「高山清司若頭」伝説を工藤明男が検証する

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
takayamakiyoshi_20160209_01.jpg

高山清司氏の出身地だという愛知県津島市の映像(リンク

 前回のコラム(リンク)の評判がよかったようなので、また六代目山口組の高山清司若頭の話題を書きたいと思います。

 高山若頭は、山口組のすべて組員にとって、本当に特別な存在だったんだそうです。

 その一例を上げれば、建築業の男性を恐喝した容疑で高山若頭が逮捕された時(2010年11月)、本家から「高山若頭の事件については、一切話題にするな。末端の人間にまで徹底させるように」という通達が出されたらしいんです。

 そんな通達は、これまでに一度として出されたことがなかったそうです。そう、司忍組長が逮捕された時も。

 それから、こんな話も聞きました。弘道会が二代目体制から、竹内照明三代目体制へと変わった時の話です。高山若頭は、自ら率いた弘道会を竹内三代目に譲り、ヤクザ業界を引退することなく、自らは組員のいない組織、"三代目弘田"の代表を名乗るようになったのですが、このことが本家山口組だけでなく、弘道会の内部でも大きな波紋を呼んだというのです。

 山口組は、ひとつの直系組織に一人の直参組長というのが暗黙の了解だったところに、司組長に続いて(司組長は五代目山口組若頭時代に"二代目弘田"を名乗っていました)高山若頭まで同じやり方だったので、「もうなんでもありになってきてるやないか」と嘆く関係者が少なくなかった、と聞きました。

 さらに弘道会三代目を継承した竹内会長がまだ若かったこともあり、ある弘道会の大幹部が「孫みたいなヤツについていけるかい」と口にしたのが高山若頭の耳に入ってしまったらしく、「嫌やったら辞めい!」と引退させられてしまったのだとか。

 真偽は不明ですが、噂の大幹部がその頃、引退しているのは事実なので、もしかしたら話に尾ひれがついてしまったのかもしれませんね。

 要するに、話を聞いた人間が思わず、真実かもと思ってしまうくらい、当時の高山若頭には迫力があったという証拠なのだと思います。


 (文=工藤明男)


【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。