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工藤明男コラム

謎に包まれた六代目山口組「高山清司若頭」の人物像に工藤明男が迫る

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551蓬莱facebookより(リンク

 もしも、高山清司頭が刑務所に送られず社会にいれば、今回の分裂は起こらなかった、と六代目サイドの関係者からよく耳にしますが、実際どうだったんでしょうか。

 あんまり僕はこの業界詳しそうで詳しくないんですが、かりに分裂騒動が起きていたとしても、現在と事情は変わっていたのは確かじゃないでしょうか。

 それくらい、高山若頭の影響力は、当時の山口組の中にあったらしいです。

 逆にいえば、ありすぎたのかもしれません。

 実際、司組長よりも、高山若頭の方が場の雰囲気を変えていた、という人もいるくらいですからね。

 高山若頭が社会不在になったと同時に、山口組が分裂してしまったことと、見立くんが海外逃亡してしまったあとで、それまで口をつぐんでいた者が見立くんに対する不満を言うようになったことが、僕の中ではパラレルに見えます。山口組と関東連合とじゃ、比べるのもおこがましい話ですけどね。

 世界を例に見ても、独裁政治は必ずいつかひっくり返されています。

 独裁政治の良い所は、効率的な所。悪い所は、力を持つが故にやり過ぎてしまう所。

 六代目山口組体制もそうだったんじゃないでしょうか。

 実際、僕が聞いた話の中でも、前渡辺組長の御通夜なんて、「異様な光景だった」と参列した人から聞きました。

 渡辺前組長の未亡人や娘さん、そして親族の人たちが、追いやられているように感じられたとか。ご遺族や参列者はパイプ椅子で司組長と高山若頭だけが豪勢な作りの椅子に座っていたとか、お二人だけ椅子の向きが棺を向いていなかったとか、唯一招かれた稲川会の方たちより、みんなこのお二人に気を使わされていたとか、そういう噂は本当なんでしょうか。

 告別式も、参列を希望した直系のとある親分なんかは行かせてもらえなかったようです。

 全盛期の中野太郎会長や、臥龍会の初代がご健在なら、いったいどうなっていたんでしょうかね。

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wikipedia「セブンスター」より引用(リンク

 あと、これはどうでもいい話なんですけど、高山若頭はタバコはセブンスター、アイスは蓬莱のあずきバーと決められているそうで、京都駅の551まで弘道会の若い衆の人が新幹線に乗ってわざわざ買いに行くと聞いた事があります。

 高山若頭がやって来ると聞いたら、応接室に必ずセブンスターを用意しておかなくちゃならないらしく、しかも直ぐ抜けるように一本はとび出させておかなければならなかったらしいです。

 本当だったら、ヤクザも大変ですね。

 それから、"風呂あがりにパンツ後ろ前に穿かせてしまった若い衆事件"という都市伝説もあるらしいのですが、これはまたの機会に......。

 ただ、自分の私利私欲というより、親分に対しての為にそれらの行為をおこなっていたのであれば、それはそれで立派だと思います。

 いずれにせよ、僕が口を出す話じゃないんですけどね。


 (文=工藤明男)


【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。