>  > え、2020年東京五輪・パラリンピックの開催に向けて都立中央図書館までオリンピック事業をはじめちゃったの!?
R-ZONE税金ムダ遣い監視班

え、2020年東京五輪・パラリンピックの開催に向けて都立中央図書館までオリンピック事業をはじめちゃったの!?

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ご存知の通り、2020年東京五輪・パラリンピックの開催に向けて、大小様々な事業がスタートした。建設費1800億円以上ともいわれる「新国立競技場」をはじめ、オリンピックアクアティクスセンター(水泳競技場のこと 建設予定費は683億円)、なにに必要かわからない日本スポーツ振興センターの本部ビル新築(建設予定費165億円)など、まさに未曾有の大盤振る舞い。だが、ちょっと待ってほしい。その元手は我々の貴重な税金ではないのか!? というわけで、まずは身近なオリンピック事業からその妥当性をチェックしていくことにしました。R-ZONEは一銭たりとも税金の無駄遣いは許しません。


交流をはかるのはアメリカだけでいいの?


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wikipedia「都立中央図書館」より引用(リンク

 このあいだ久しぶりに中央図書館(港区)へ出向いた。すると食堂のメニュー内容が変り、5階にはアメリカコーナーができていた。いろいろやっているがどういうことなのか図書館に話を聞いてみた。

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都立中央図書館のアメリカコーナー

 アメリカコーナーでは画像のアメリカ大使館にあるパンフレットが事務机に置かれているだけ。これでアメリカコーナーなの?と図書館に聞いたところ、回答は文書を読み上げしかできないとのこと。それによると「2020年のオリンピックを前に国際交流をはかるため」に設置したのだそうだ。しかし前回の1964年オリンピックならいざ知らず、パンフレットだけで国際交流に役立つというのはいさかさか前近代的すぎるのではないだろうか

 ちなみに世界の中からアメリカが選ばれた理由は「他の図書館での交流実績があるため」だそうだ。前例がないとできないというのがお役所的だともいえる。

 では食堂のメニューが変わったのには理由があるのか?こちらは担当者から話を聞くことができた。

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食堂の食券販売機

―――食堂が変わったがいったい何があったのでしょう?

「図書館内で選定委員会を設置して決めたもの。都庁の管轄ではないので独自の委員会です。30年間、前回までの業者は開設以来同じ業者でしたが、今回はじめて新しい業者に変更しました。3年毎に見直しになり、期間毎に業者に応募してもらう公募形式だが30年間応募がなかったので変えられませんでした」

―――変えた理由はなんですか?

「前回までの業者は対応が非常に悪く図書館利用者からの苦情が絶えなかったが、業者を変えたくても業者が(公募に)手を上げてくれなかった。今回は、新しく1階にカフェを設置することになって、カフェと一緒に運営してくれる業者を公募したところ、応募があったのでやっと変えられたというわけです」

 定食もプラスチックの容器に入った仕出し弁当になったが特にそれには苦情はなく、値段もメニューも業者任せという。それでも以前の業者よりは改善されたというのが図書館側の認識のようだ。

 都立図書館にも関わらず都の運営ではなく独立した動きが取れるのであれば、いっそのことスターバックスを呼ぶとか、大学の学食のように有名レストランを呼ぶとかすればいいのにと思うのは勝手な言い分だろうか。3年に一回は業者の公募があるのだから、もっと本気を見せてもらいたい。せっかくの広尾という立地を生かして高級イタリアンやフレンチが気軽に食べれれば奥様族の話題になること間違いなし。そしてそのツテで、せめてイタリアコーナーやフランスコーナーくらいはあったほうが国際バランス的にもいいんじゃないでしょうか。


(取材/文 小手平走歌)