>  > 警察に自首した16歳の少女が持参した覚せい剤の量と注射器の本数を当ててみてください
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

警察に自首した16歳の少女が持参した覚せい剤の量と注射器の本数を当ててみてください

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岐阜県警は1月22日、同県下呂市在住の県立高校1年の女子生徒(16)を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕しました。最近、女子生徒の小遣いの減りが激しかったことを怪しんだ母親が使い道を問いただしたところ、覚せい剤の購入にあてていたことが発覚。その後、母親に付き添われ下呂署に出頭しました。その際、女子生徒は覚せい剤約3グラムと注射器13本を持参、県警は入手経路を調べています。


正解は覚せい剤3グラムに注射器13本!!!


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写真はイメージです

 いよいよ、世も末である。16歳の少女が覚せい剤に手を出しただけでなく、その道の愛好者たちから、ポンプやキー、はたまた道具などと呼ばれて親しまれているという注射器を13本も所持していたのだから、かなりの常習性がうかがえる。

 16歳。まだまだ、あどけない年頃である。

「このキーは、○○くんと初めて回し射ちした時の思い出のキー。こっちは、憧れの○○先輩が15歳のクリスマスにプレゼントしてくれた大切なポンプ」なんてことはないだろうな。

 あれば、かなりの末期である

 だが、よしんば末期であったとしても、だ。母親はよく我が娘を警察へと連れていけたよな。積木くずしのようなことがあったのかもしれないが、我が娘でないか。警察という他人にすがりつくのではなく、どんなことをしてでも親の手で覚せい剤を止めさせなければならなかったのではないか。

「そんなもんわかっとるわ! それができんから、サツ連れていっとんねん!」と怒鳴られてしまいそうだが、親の役目を放棄していることにならないだろうか。

 これで、彼女は高校を退学となり、少年院に送られ、覚醒剤を止められるかもしれない。しかし、こういうやり方を思春期の年頃の子に使うと、「裏切りやがって!」と、逆に反発を覚える可能性もあるのだぞ。

 娘を想っての親心というのも十分に分かる。このままではいけないと思いつめた末の行為であることも十二分に理解できる。だけど、自分のお腹を痛めて産んだ我が子ではないか。苦しくても、辛くとも、娘と対峙してでも、親の手で覚せい剤を絶たせねばならなかったのではないだろうか。

 もちろん、賛否両論あるであろうが、かりに彼女がそれでも覚せい剤を辞められなかったら、どうする? 行き着く所は、「親子の縁を切る」ではないのか。それじゃ、あまりにも寂しすぎるではないか。

 ヤクザであれ、カタギであれ、子の不始末や躾けは親の責任である。娘が覚醒剤を使用していると分かった時の母親の衝撃は、計り知れないが、もっと方法はなかったのであろうか。

 それはともかく、3グラムの所持といい、注射器13本所持といい、ちょっと多すぎやしないか




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。